使いどころ・編集部の評価
編集部の評価としては、ラグゼ パックスタイル A3 S86Mは『旅行や出張先で、普段の2ピースと同じ長さのエギングロッドを使いたい人のための1本』という位置づけです。従来のパックスタイルは最も長い番手でも7フィート4インチで、堤防から沖のエギを狙うには長さが足りない場面がありました。S86Mは8フィート6インチを確保しながら39.0cmに収まるため、スーツケースや大きめのリュックに入れて移動し、行き先の堤防で通常のエギングとほぼ同じ釣りができます。一方で、8本継は組み立てと片付けに手間がかかり、継ぎ目の数だけ点検箇所も増えます。毎回車で通う釣り場が決まっているなら、継数の少ない通常の2ピースの方が扱いやすい選択です。
メリット
- 全長8フィート6インチを確保しながら仕舞寸法39.0cmに収まり、スーツケースやリュックで運べます
- ルアーウエイト5〜28gで、エギングから港湾のシーバス、チヌのトップ、軽量ジグまで1本で対応します
- バットに張りを持たせ、癖の少ない調子を目指したオールラウンド設計です
- 全ピースにガイド合わせのマークと番手が記され、8本継でも組み立て時の向きを合わせやすい構成です
- ベルト付竿袋とセミハードケースが付属し、移動中の破損対策が最初から揃います
注意点・デメリット
- 8本継のため、2ピースのロッドに比べて組み立てと片付けに手間がかかります
- 穂先がソリッドかチューブラーかなど、S86Mの穂先構造は公式に明記されていません
- 公式のルアー表記はグラムのみで、適合エギの号数は明記されていません
こんな人におすすめ:旅行や出張の荷物に竿を入れて行き先でエギングやシーバスを楽しみたい人、電車や自転車で釣り場へ向かう人、パックロッドでも8フィート台の長さを妥協したくない人に向きます。
向かない人:車で決まった釣り場に通い組み立ての手間を減らしたい人は、通常の2ピースのエギングロッドが合います。仕舞寸法をさらに短くしたいならA4のS75M、30g以上の重いルアーを使うならA3のS90MHが候補です。
対象魚・釣り方
公式がS86Mの対象に挙げるのは、エギングのアオリイカ、軽量ルアーで狙うシーバス、トップウォーターのチヌ、軽量ジグで狙う小型の回遊魚です。ルアーウエイト5〜28gは、一般的な3〜3.5号のエギや、港湾で使う10〜20g台のミノーやシンキングペンシル、20g前後のメタルジグを含む範囲です。8フィート6インチは堤防や河口で一般的なエギングロッド・シーバスロッドに近い長さで、パックロッドでありながら通常の2ピースと同じ感覚の釣り場で使える番手です。旅行や出張の荷物に入れて行き先で海の釣りをしたい人、電車や自転車で釣り場へ向かう人が想定される使い手です。
番手・スペックの選び方
全長259cm(8フィート6インチ)に対して仕舞寸法は39.0cmで、8本継にすることでA3の規格に収めています。自重125gは多継の継ぎ目が増える分を含んだ数値で、同時期のA4 S75M(7フィート5インチ・125g)と同じ重さで1フィート長い計算です。ルアーウエイト5〜28g、PE0.6〜1.2号・ナイロン8〜16lbは、エギングと港湾のライトなシーバスに合わせた設定です。先径は1.5mm、グリップ長は330mm。使用材料は炭素繊維80%・ガラス繊維20%でシリーズ共通です。ガイドはステンガイド、リールシートはスピニング用の専用設計で、リールフードにはナットの脱落を防ぐOリングが入ります。全ピースにガイド合わせのマークと番手が記され、多継でも組み立て時の向きを合わせやすくしています。
| 項目 | 値 | 意味・選び方 |
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| 全長 | 259cm(8フィート6インチ) | A3のスピニング5機種では中間の長さ |
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| 継数 | 8本 | 多継のパックロッド |
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| 仕舞寸法 | 39.0cm | A3の規格は42cm以内 |
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| 自重 | 125g | A4 S75M(7フィート5インチ)と同じ重さ |
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| 先径 | 1.5mm | |
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| ルアーウエイト | 5〜28g | 公式はグラム表記でエギ号数の記載なし |
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| 適合ライン | PE0.6〜1.2号/ナイロン8〜16lb | |
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| グリップ長 | 330mm | S79ML-solidと同じ |
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| 使用材料 | 炭素繊維80%・ガラス繊維20% | A3の全機種で共通 |
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兄弟機・他モデルとの違い
ラグゼ パックスタイルにA3が加わるのは今回が初めてで、S86Mと同じ番手の前作はありません。媒体に掲載された従来のパックスタイルはA4とB4の2規格で、最も長いのはB4のS74M(7フィート4インチ・8本継・仕舞33.5cm・115g・ルアー5〜28g)でした。ルアーウエイトはS86Mと同じですが、長さは1フィート2インチ短く、8フィート台の番手は存在しませんでした。A3は仕舞寸法を42cm以内まで許すことで、多継のまま一般的なエギングロッド並みの長さを実現した規格です。同時期の現行A4ではS75M(7フィート5インチ・9本継・仕舞29.5cm・125g・5〜28g)が近い役割で、仕舞寸法を短くしたいならA4のS75M、長さと飛距離を優先するならA3のS86Mという選び分けになります。A3の中では、ソリッドトップで軽いルアー向けのS79ML-solid、10〜50gを扱うS90MHが隣の番手です。