使いどころ・編集部の評価
編集部の評価としては、26ティエラIC 150H-DHは『数値を変えずに中身のトルクを上げた、近海ライトゲームの汎用カウンター機』という位置づけです。前作と比べてギア比も巻き取り量も同じで、スペック表だけを見ると自重が5g増えた分だけ後退して見えます。しかし公式が明記した変更点は歯幅の拡大による巻き上げトルクの向上で、これは重いタイラバやジグを深場から回収する場面で手元の重さとして体感される部分です。ICカウンターの機能も電池交換で糸の入力が消えない仕様になり、船上での扱いが楽になりました。本体価格は前作から上がっているので、ギア比と糸巻量だけが要件なら流通在庫の21ティエラA ICも依然として合理的です。130mmのダブルハンドルはタイラバの等速巻きに合いますが、ジギング主体なら150Hのシングルハンドルのほうが力をかけやすい構成です。
メリット
- HYPERDRIVE DIGIGEARの歯幅を広げ、同じギア比7.1のまま前作より巻き上げトルクが上がっています
- ICカウンターは10cm単位の水深表示に加え、巻き上げと落下の速度表示、デプスアラーム、船べりアラームを備えます
- 電池はCR2032をコインで開閉して交換でき、電池を抜いても糸の入力をやり直す必要がありません
- 130mmのアルミ製ダブルハンドルと新型パワーライトノブMMで、タイラバの等速巻きに向く構成です
- PE1号400m・最大ドラグ5kgの設定は、近海のタイラバ・イカメタル・SLJを1台で兼ねられる容量です
注意点・デメリット
- ギア比・巻き取り量・ドラグ・糸巻量は前作と同じで、自重は5g増えているため、数値だけでは買い替えの理由になりません
- 本体価格は前作から上がっており、トルク向上とカウンターの改良に価値を感じなければ流通在庫の21ティエラA ICも候補に残ります
こんな人におすすめ:タイラバやイカメタルで等速巻きのダブルハンドルを使いたい人、水深表示と落下速度の管理を1台で済ませたい人、重いルアーの回収で巻きの重さを減らしたい人に向きます。
向かない人:ジギング主体で力をかけやすいシングルハンドルが欲しい人は150Hが、ギア比と糸巻量だけが要件で価格を抑えたい人は21ティエラA ICの流通在庫が候補になります。
対象魚・釣り方
PE1号を400m、2号を200m巻ける容量と最大ドラグ5kgは、水深100m前後までのタイラバ、イカメタル、スーパーライトジギングに合う設定です。ダイワ公式は近海のSLJやライトジギング、タイラバ、イカメタルを対象に挙げており、軽量系から重めのルアーまで、幅広い水深に対応する機種と位置づけています。130mmのダブルハンドルは等速巻きに向く長さで、タイラバのように一定速で巻き続ける釣りや、イカメタルのように手元の操作が続く釣りに合います。ジギング中心でシングルハンドルを使いたいなら、同じ番手で70mmシングルハンドルの150H(自重230g)が用意されています。
番手・スペックの選び方
ギア比7.1・1回転80cmは、150番のカウンター付きリールとしては速い側で、仕掛けの回収や広い水深の探り直しがテンポよく進みます。等速巻きを重視するなら、同じボディでギア比6.3・1回転70cmの150-DHが選べます。ICカウンターは10cm単位の水深表示で、巻き上げと落下の速度表示、デプスアラーム、船べりアラーム、タイマーを備え、電池はCR2032をコインで開閉して交換でき、電池を抜いても糸の入力をやり直す必要がありません。スプールは径36mm・幅24mm、ベアリングは6/1、ノブは新型のパワーライトノブMMです。フレームはアルミ合金のHYPER ARMED HOUSINGで、クラッチはHYPER TOUGH CLUTCH、ドラグはATDです。
| 項目 | 値 | 意味・選び方 |
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| ギア比 | 7.1 | ハイギア。前作21ティエラA IC 150H-DHと同値 |
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| 巻き取り長さ | 80cm/ハンドル1回転 | 前作と同値。回収の速さを重視する設定 |
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| 標準自重 | 235g | 前作の230gから5g増。歯幅を広げたギアの分 |
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| 最大ドラグ力 | 5kg | 前作と同値 |
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| 標準巻糸量 PE | 1号-400m/2号-200m | 近海のタイラバ・イカメタル・SLJに合う容量 |
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| スプール寸法 径/幅 | 36mm/24mm | |
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| ハンドルアーム長 | 130mm(ダブルハンドル) | 等速巻き向け。ノブはパワーライトノブMM |
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| ベアリング数 | 6/1(ボール/ローラー) | |
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兄弟機・他モデルとの違い
同番手の前作21ティエラA IC 150H-DHとは、ギア比7.1、1回転80cm、最大ドラグ5kg、ハンドル長130mm、ベアリング6/1が同じで、数値の違いは自重230g→235gの5g増だけです。変更の中身はHYPERDRIVE DIGIGEARの歯幅を広げて巻き上げトルクを上げた点と、新型ノブ、電池蓋のコイン開閉、糸の入力が電池交換で消えなくなった点にあります。同じ26世代の兄弟は6機種で、150-DH(ギア比6.3・1回転70cm・235g)が等速巻き向けのノーマルギア、150H(ギア比7.1・70mmシングルハンドル・230g)がSLJやライトジギング向けです。150-DHのダブルハンドルは前作の110mmから130mmへ長くなりました。糸巻量とドラグは6機種で共通なので、ギア比とハンドル形状で選び分ける構成です。