がまかつは針から始まったメーカーで、製品点数がもっとも多いのも針です。ただしパッケージの名前だけを見ても違いは掴めません。押さえるべき軸は3つ、「対象魚に合った針種」「餌と魚に合った号数」「素材・コーティング」だけです。
このページでは針の基本構造から、対象魚別の針種早見表、号数の決め方、A1素材やナノスムースコートといった技術、そして交換の目安までを順に整理します。ブランド全体の位置づけはがまかつの全体像を、実際の製品比較はがまかつの針ランキングを参照してください。
Gamakatsu(がまかつ)
がまかつの釣り針の選び方を対象魚別の早見表で整理。グレ針・チヌ針・アジ針・伊勢尼・トレブルの使い分けと適合号数、餌と魚のサイズから号数を決める考え方、A1素材やナノスムースコートの中身、交換の目安まで解説します。
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最終更新: 2026-08
がまかつは針から始まったメーカーで、製品点数がもっとも多いのも針です。ただしパッケージの名前だけを見ても違いは掴めません。押さえるべき軸は3つ、「対象魚に合った針種」「餌と魚に合った号数」「素材・コーティング」だけです。
このページでは針の基本構造から、対象魚別の針種早見表、号数の決め方、A1素材やナノスムースコートといった技術、そして交換の目安までを順に整理します。ブランド全体の位置づけはがまかつの全体像を、実際の製品比較はがまかつの針ランキングを参照してください。
釣り針を見るとき、最初に理解しておきたいのは号数が「針の大きさ」を表す相対的な単位だという点です。数字が大きいほど針は大きくなりますが、これは針種ごとの独立した目盛りで、グレ針の5号とチヌ針の5号は同じ大きさではありません。号数を比較できるのは同じ針種の中だけ、と覚えておくと迷いません。
次に軸(じく)の太さです。軸が細いほど刺さりが良く、餌が自然に沈みます。一方で太い軸は伸びに強く、大型や根の荒い場所で安心して使えます。細軸は食わせ性能、太軸は強度、というトレードオフがそのまま釣り方の選択になります。
3つ目がふところ(針先と軸の間の幅)です。ふところが広い形状は魚の口の中で掛かりやすく、狭い形状は餌のシルエットを崩しにくい傾向があります。がまかつの針種名が細かく分かれているのは、対象魚の口の形と餌の種類に合わせてこの3要素を作り分けているためです。
つまり針選びは「良い針を探す」作業ではなく、対象魚 → 餌 → 号数の順に条件を埋めていく作業になります。次節の早見表はその1段目にあたります。
針の3要素と釣果への影響
| 要素 | 小さい/細いほう | 大きい/太いほう |
|---|---|---|
| 号数(大きさ) | 餌が小さいとき・食い渋り時に有利 | 大きな餌・大型狙いで掛かりを確保しやすい |
| 軸の太さ | 刺さりが良く餌が自然に沈む | 伸びに強く強引なやり取りに耐える |
| ふところ | 餌のシルエットを崩しにくい | 口の中で掛かりを拾いやすい |
がまかつの針は対象魚・釣法ごとに名前が付いています。下表は代表的な針種と、一般的に使われる号数の目安をまとめたものです。号数は釣り場や餌のサイズで前後するため、まず中央の号数で始めて、餌取りが多ければ下げ、型が良ければ上げるという調整の起点として使ってください。
とくに迷いやすいのがグレ(メジナ)系です。がまかつは口太向けと尾長向けを作り分けており、口太系は食わせ重視の形状、尾長系は歯ズレと強い引きに耐える設計という考え方で分かれています。ウキフカセを始める段階では、口太向けの標準的な針を1サイズ刻みで3つ持っておくと大半の状況に対応できます。

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がまかつ(Gamakatsu) 掛リスギ フック 口太 6号 釣り針
掛リスギ フック 口太 6号。グレ(口太)のウキフカセで使われる標準的なサイズ帯で、最初の1袋として号数の基準を作りやすい針です。
346円前後

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がまかつ(Gamakatsu) 掛リスギ フック チヌ 2号 釣り針
掛リスギ フック チヌ 2号。チヌ針の中心的な号数で、オキアミでも練り餌でも扱いやすい帯にあたります。
347円前後
ルアー用のトレブルフックは号数の数え方が逆で、#が大きいほど針は小さくなります(#8より#4のほうが大きい)。餌釣り用の号数と混同しやすいので、交換時はルアー本体に元から付いていた番手を必ず控えておきましょう。

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がまかつ(Gamakatsu) カン付伊勢尼 フック (黒) 8号 釣り針
カン付伊勢尼 8号。伊勢尼は餌釣り全般に使える万能形で、カン付きは糸を結び替えやすいのが利点です。
298円前後
対象魚・釣法別の針種と号数の目安
| 対象魚・釣法 | 代表的な針種 | 号数の目安 | 選ぶときの要点 |
|---|---|---|---|
| グレ(口太)・ウキフカセ | 口太系グレ針、競技口太、アジャストグレ | 4〜7号 | オキアミのサイズに合わせる。数釣りは小さめ |
| グレ(尾長) | 口元尾長など尾長系 | 5〜8号 | 歯ズレと突っ込みに耐える軸と強度を優先 |
| チヌ(クロダイ)・フカセ | チヌ針、掛リスギチヌ | 1〜4号 | 練り餌・オキアミの持ちを考えて号数を決める |
| アジ・サビキ/ウキ釣り | アジ針(極アジ など) | 8〜11号 | 口が弱いので細軸・小さめが基本 |
| 万能・エサ釣り全般 | 伊勢尼、カン付伊勢尼 | 6〜10号 | 餌の種類を選ばない標準形。迷ったらここ |
| 大型青物・大物(南方系) | タマンスペシャルなど大物針 | 16〜20号前後 | 太軸で伸ばされない強度を最優先 |
| ルアー(プラグ) | トレブルフック(S-SPなど) | #4〜#10 | 数字が大きいほど小さい。純正番手を踏襲 |
号数を決める考え方はシンプルで、「餌が針を隠せるか」と「魚の口に入るか」の2条件を同時に満たす範囲を探すことです。針が大きすぎると餌が不自然になり、小さすぎると餌に埋もれて掛かりが浅くなります。
実務的には餌のサイズが主導権を持ちます。オキアミのS〜Mサイズなら小さめ、Lサイズや2尾掛けなら大きめ、というように餌を決めてから号数を合わせるほうが破綻しません。魚のサイズは次の条件で、同じ餌なら大型狙いほど軸の太い針種に振り替えます。
現場での調整も型が決まっています。餌だけ取られる → 号数を1つ下げる/細軸に替える。掛かるがバラす → 号数を1つ上げる、またはふところの広い針種に替える。この2方向だけ覚えておけば、当日の修正はほぼ足ります。
ハリスとのバランスも見落とされがちです。細いハリスに太軸の大きな針を組むと、餌の落ち方が不自然になり、ハリス側から先に切れます。ハリスを細くする日は針も一段軽く、太くする日は針も強く、と揃えて動かすのが基本です。
現場での号数調整の指針
| 起きている症状 | 考えられる原因 | 打つ手 |
|---|---|---|
| 餌だけきれいに取られる | 針が大きい/重い、餌取りが多い | 号数を1つ下げる、細軸の針種へ |
| アタリはあるが乗らない | 針が餌に埋もれている | 餌を小さくするか、ふところの広い針種へ |
| 掛かってから外れる | 掛かりが浅い、号数が小さい | 号数を1つ上げる |
| 針が伸ばされた | 軸が細い/対象魚に対して強度不足 | 太軸の針種へ、必要なら大物用へ |
| ハリスから切れる | 針とハリスの強度バランスの崩れ | ハリスを上げるか、針を軽い番手へ |
がまかつの針で価格差の中身になるのが、針素材のグレードと表面コーティングです。パッケージに書かれた記号の意味を知っておくと、上位品を選ぶ理由が判断できます。
A1は、必要な細さを保ちながら強度(タフさ)を確保することを狙った素材の系統です。細軸のまま伸びに耐えられれば、餌の沈み方を自然に保ったまま強い引きに対応できます。がまかつはこのA1素材を、尾長のような強い引きを想定したグレ針にも展開しています。
ナノスムースコートは摩擦を極端に下げる表面処理です。狙いは貫通性能で、遠投した先でアワセの力が伝わりきらない状況でも、硬い口に針先が滑り込むことを意図しています。フカセのように仕掛けが長く、力が減衰しやすい釣りほど効きどころが分かりやすい技術です。

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がまかつ(Gamakatsu) バラ A1 アジャストグレ ファインピンク 6号 68-992
バラ A1 アジャストグレ ファインピンク 6号。A1素材を使ったグレ針で、細軸と強度の両立を狙う帯にあたります。
397円前後
実務的なまとめ方をすると、細軸で強度が欲しいならA1系、掛かりの確実性を上げたいならコーティング付きという選び分けになります。どちらも「釣れる魚が増える」種類の機能ではなく、掛けてから獲るまでの取りこぼしを減らす方向の投資だと考えると期待値がずれません。

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がまかつ(Gamakatsu) バラ スタンダードトレブルS-SP MH (HPS) #8 68-959
スタンダードトレブルS-SP MH #8。ルアーの純正フックを交換する際の標準的な選択肢で、番手は元付いていたものに合わせます。
411円前後
素材・表面処理の狙いどころ
| 要素 | 狙い | 効きやすい場面 |
|---|---|---|
| A1素材 | 細さを保ったままタフさを確保する | 細軸で大型を狙う、尾長など引きの強い魚 |
| ナノスムースコート | 摩擦を下げて貫通性能を高める | 遠投時・仕掛けが長くアワセが伝わりにくい釣り |
| カラー(ケイムラ/ピンク/金 など) | 水中での見え方・餌との一体感の調整 | 澄み潮・低活性時の細かな詰め |
| カン付き形状 | 結び替えの容易さと結節部の安定 | 頻繁にハリスを組み替える釣り |
買い方で最初につまずくのは「1種類を大量に買ってしまう」パターンです。針は消耗品ですが、号数が合わなければ1本も使いません。最初は同じ針種で連番の号数を3サイズ揃えるほうが、結果的に無駄が出ません。グレなら5・6・7号、チヌなら1・2・3号といった刻みです。

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がまかつ(Gamakatsu) シングルフック 競技口太 5号 17本 ケイムラピンク 68444
競技口太 5号 17本 ケイムラピンク。競技系の口太グレ針で、号数を刻んで揃えていく際の中心サイズにあたります。
361円前後
次に「バラ」と完成仕掛けの違いです。バラ針は自分でハリスを結ぶ前提の袋入りで、単価が下がり号数も細かく選べます。結びに不安がある段階ではハリス付きを使い、慣れてからバラに移行するのが現実的な順序です。

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がまかつ(Gamakatsu) 極(キワメ)アジ フック 金 10号 釣り針
極(キワメ)アジ フック 金 10号。アジ用の細軸系で、口の弱い魚を身切れさせにくいサイズ帯です。
298円前後
交換の目安は明確で、①針先が爪に引っかからなくなったら交換、②大型を1本獲ったら交換、③根掛かりを外した後は必ず点検、の3点です。針先の摩耗は目視では分かりにくいため、爪の上に軽く針先を置いて滑るかどうかで判断します。滑ったらその針はもう仕事をしません。
サビにも注意が必要です。海水に濡れた針を袋に戻すと隣の針まで巻き込みます。釣行後は残った針を真水で流して乾かすだけで寿命が変わります。実売価格は針種と入数で変わるため断定はできませんが、バラ針は1袋あたりの単価が低く、号数違いを揃えても負担は大きくありません。具体的な製品の比較はがまかつの針ランキングにまとめています。
対象魚で決まります。グレ(口太)のウキフカセなら5〜7号、チヌなら1〜3号、アジなら8〜11号、万能に使う伊勢尼なら6〜10号が目安です。1種類を大量に買うより、同じ針種で連番の3サイズを揃えるほうが現場で困りません。
対象魚の口の形と使う餌に合わせて、軸の太さ・ふところ・針先の角度が作り分けられています。号数の目盛りも針種ごとに独立しているため、グレ針の5号とチヌ針の5号は同じ大きさではありません。号数を比べられるのは同じ針種の中だけです。
摩擦を下げて貫通性能を高める表面処理なので、遠投したりアワセの力が伝わりにくい釣りほど差が出やすい機能です。逆に足元の短い仕掛けでは体感しにくくなります。掛けてからの取りこぼしを減らす方向の投資と考えると判断しやすくなります。
針先を爪に軽く当てて滑るようなら交換です。加えて、大型を1本獲った後と、根掛かりを外した後は必ず点検してください。針先の摩耗は目視では分かりにくく、そのまま使うと乗らない・バラすの原因になります。
トレブルフックは数字が大きいほど針が小さくなる逆の数え方です(#8より#4が大きい)。基本は元から付いていた純正の番手に合わせます。番手を変えるとルアーの重心と泳ぎが変わるため、変更するなら1段までに留めるのが無難です。