概要

シマノ 26ミラベル C3000HGは、2022年の初代から4年ぶりにフルモデルチェンジした2代目ミラベルの、汎用番手のハイギア仕様です。CI4+製のボディとマグナムライトローターという軽量系の骨格を引き継ぎながら、インフィニティドライブ・Xプロテクト・ワンピースベール・アンチツイストフィンの4機構を新たに載せました。自重200gは同番手の前作22ミラベル C3000HGの205gから5g軽く、ギア比6.2・最大ドラグ9kg・PE1号400mという基本設定は前作と同じです。

ブランドシマノ(SHIMANO)
ギア比6.2
実用ドラグ力(Kg)3.5
最大ドラグ力(Kg)9.0
自重(g)200
径/ストローク(mm)46.5/14.5
糸巻量ナイロン(号-m) 2.5-180、3-150、4-100
フロロ(号-m)2.5-160、3-130、4-100
PE(号-m)1-400、1.5-270、2-200
最大巻上長(cm/ハンドル1回転)91
ハンドル長さ(mm)55
ベアリング数(BB/ローラー)5/1

詳しい解説

使いどころ・編集部の評価

編集部の評価としては、26ミラベル C3000HGは『軽量系の設計を汎用番手に落とし込んだ、入門上位帯の中心機』という位置づけです。前作からの数値の変化は5gの軽量化だけですが、Xプロテクトで防水が上がった意味は大きく、波しぶきを受けるサーフや堤防先端での使用後に回転が重くなる心配が減ります。アンチツイストフィンは細いPEを使うルアーの釣りでライントラブルを減らす方向の変更で、C3000HGの主用途であるシーバスや堤防ルアーに素直に効きます。同じ価格帯のナスキーが汎用の定番であるのに対し、ミラベルはローターの軽さで巻き出しを軽くする系統なので、ロッドを動かし続ける釣りほど性格が合います。逆に太いPEで負荷をかけ続ける釣りでは、剛性寄りの系統か一段上のストラディックのほうが噛み合います。

メリット

  • 自重200gは同番手の前作から5g軽く、深溝のC3000でも2500系と同じ重さに収まっています
  • Xプロテクトを新たに搭載し、前作のコアプロテクトより防水性能が一段上がりました
  • インフィニティドライブの採用で、ピニオンギアとメインシャフトの摩擦が減り巻きが軽くなる構成です
  • ワンピースベールとアンチツイストフィンにより、細いPEでの糸絡みと糸ヨレを抑えられます
  • ギア比6.2・最大ドラグ9kg・PE1号400mの基本設定は前作と同じで、使える釣りの範囲は変わりません

注意点・デメリット

  • 前作との数値差は自重5gのみで、ギア比や糸巻量を理由に買い替える必要はありません
  • マイクロモジュールギアIIは公表機構に含まれておらず、歯車の細密さは一段上のアルテグラ以上に譲ります

こんな人におすすめ:シーバスや堤防ルアーを中心にエサ釣りも兼ねたい人、手元の軽さと糸ふけ回収のテンポを重視する人、入門上位帯で防水性能を確保したい人に向きます。

向かない人:ゆっくり一定速で巻く釣りが中心なら同番手の26ミラベル C3000が、太いPEで青物を寄せる釣りなら4000XGや剛性寄りの系統が適しています。

対象魚・釣り方

C3000は2500と同じボディに深溝スプールを合わせた番手で、PE1号を400m、1.5号を270m、2号を200m巻けます。港湾や河川のシーバス、堤防のライトルアー全般、サビキやちょい投げといったエサ釣りまで、1台で兼ねる使い方が中心になります。最大ドラグ9kgは不意のヒラメやマゴチ、小型の青物にも対応できる余力で、ナイロン2.5号180mの設定は投げ釣りやカゴ釣りの入門にも合います。ギア比6.2のハイギアなので、ルアーの回収やラインスラックの処理が多い釣りで特に使いやすい構成です。

番手・スペックの選び方

ギア比6.2・ハンドル1回転91cmは、ミノーやバイブレーションを一定速で引くシーバスや、キャストと回収を繰り返す堤防ルアーに向いた高速設定です。ゆっくり巻く釣りが中心なら、同じボディでギア比5.0・1回転73cmの26ミラベル C3000を選ぶと一定速の巻きが安定します。自重200gはコンパクトな2500系と同じ数値で、深溝スプールのC3000でも重さが増えないのはこの世代の特徴です。スプール径46.5mm・ストローク14.5mmは2500系と共通で、実用ドラグ3.5kg・最大ドラグ9kgの設定も2500(深溝)と同じ値です。ベアリングは5/1、ハンドル長55mmです。

項目値意味・選び方
ギア比6.2ハイギア。前作22ミラベル C3000HGと同値
最大巻上長91cm/ハンドル1回転回収の速さを重視する釣り向き
実用ドラグ力/最大ドラグ力3.5kg/9.0kg2500(深溝)と同じ設定。小型青物まで対応
自重200g前作の205gから5g軽量化。2500系と同じ数値
スプール径/ストローク46.5mm/14.5mm2500系と共通のスプール寸法
糸巻量 PE1号-400m/1.5号-270m/2号-200m深溝。シーバスから小型青物まで
糸巻量 ナイロン2.5号-180m/3号-150m/4号-100mエサ釣りや投げ釣りにも使える容量
糸巻量 フロロ2.5号-160m/3号-130m/4号-100m
ハンドル長55mm2500系と共通
ベアリング数5/1(BB/ローラー)前作と同数

兄弟機・他モデルとの違い

同番手の前作22ミラベル C3000HGとは、ギア比6.2、最大巻上長91cm、最大ドラグ9kg、PE2号200mの基本設定が同じで、数値の差は自重205g→200gの5gだけです。実質の変更は機構側にあり、防水がコアプロテクトからXプロテクトへ上がり、インフィニティドライブでピニオンギアとメインシャフトの摩擦を減らし、ワンピースベールとアンチツイストフィンで糸絡みと糸ヨレを抑える構成になりました。同じ26世代の兄弟では、C3000(ギア比5.0・1回転73cm)がノーマルギア版、2500がナイロン2号170mの小容量版で、自重とドラグはいずれも200g・9kgで共通です。細糸のルアー専用なら最大ドラグ4kgの浅溝2500SHGが同じ巻き取り量で軽い糸に合わせた設定です。上の番手が必要なら4000XG(245g・最大ドラグ11kg・PE1.5号320m)が続きます。

編集部の注目ポイント

公開情報・スペックに基づく編集部の着眼点です。購入者によるレビューではありません。

  • 同番手の前作22ミラベル C3000HGと比べ、数値の変更は自重205g→200gの5gだけで、ギア比・ドラグ・糸巻量は据え置きです。
  • 実質の進化は機構側で、インフィニティドライブ・Xプロテクト・ワンピースベール・アンチツイストフィンの4つが新たに加わりました。
  • 防水がコアプロテクトからXプロテクトへ上がった点が、波しぶきを受ける堤防やサーフでの使用で最も効く変更です。
  • 深溝のC3000系でも自重200gと2500系と同じ重さに収まり、軽量系統の性格を汎用番手まで保っています。

FAQ

26ミラベル C3000HGの糸巻き量はどのくらいですか?

PEで1号400m、1.5号270m、2号200m、ナイロンで2.5号180m、3号150m、4号100mです。深溝スプールなので、浅溝の2500SHG(PE0.6号200m)よりかなり多く巻けます。

22ミラベル C3000HGから何が変わりましたか?

数値では自重が205gから200gへ5g軽くなっただけで、ギア比6.2、最大ドラグ9kg、糸巻量は同じです。機構ではインフィニティドライブ、Xプロテクト、ワンピースベール、アンチツイストフィンの4つが新たに加わり、防水はコアプロテクトからXプロテクトへ上がりました。

C3000HGとC3000はどちらを選ぶべきですか?

C3000HGはギア比6.2で1回転91cm、C3000はギア比5.0で1回転73cmです。ルアーの回収や糸ふけの処理が多い釣りはHG、エサ釣りや一定速でゆっくり巻く釣りはノーマルのC3000が目安です。自重とドラグ、糸巻量は同じです。

シーバスに使えますか?

港湾や河川のシーバスには定番の番手です。PE1号を400m巻け、最大ドラグ9kg、ギア比6.2でミノーやバイブレーションの回収が速い設定です。サーフやライトショアジギングまで広げるなら4000XGのほうが糸巻量とドラグに余裕があります。

ナスキーとの違いは何ですか?

26ナスキーは汎用の定番、26ミラベルはマグナムライトローターを載せた軽量系で、系統が違います。ミラベルにはXプロテクトが搭載され、本体価格も一段上です。巻き出しの軽さを取るならミラベル、太糸で負荷をかける釣りならナスキーが素直です。