使いどころ・編集部の評価
編集部の評価としては、26トラウトライズ S60SULは『エリアトラウトを始める人が、ルアーの種類を選ばずに最初の1本として持てる基準機』という位置づけです。0.6〜6gという幅は、スプーンの巻きの釣りから小型プラグまで一通り試せる範囲で、釣り方が固まる前の段階に合っています。入門者がつまずきやすいのはキャスト時の糸絡みですが、新型は全機種がKガイドになり、この点に正面から手を入れています。一方で、数値上は19年モデルより6g重く、軽さや感度を突き詰めた上位機とは狙いが違います。軽量スプーン中心で食いの渋い場面を重視するならS60XUL、大型魚の多い釣り場やネイティブにも使うならS60ULという分け方が、シリーズ内の選び方の基本です。
メリット
- ルアーウェイト0.6〜6gで、軽量スプーンから小型プラグまで1本で試せるオールラウンド設定です
- 全機種にKガイドを搭載し、入門者が困りやすいキャスト時の糸絡みを抑える構成です
- ロッドアクションをしなやかさ重視に一新し、軽いルアーの投げやすさと魚とのやり取りの扱いやすさを狙っています
- 仕舞寸法93.9cmの2ピースで、車への積み込みや持ち運びがしやすい長さです
- S60XUL・S60UL・S63SULと番手が揃い、釣り方が決まった後の買い足しもシリーズ内で選べます
注意点・デメリット
- 媒体掲載の19年モデル表(77g)と比べて自重は83gと重く、数値上の軽さは旧型が上です
- カーボン含有率81%の入門機で、軽さや感度を突き詰めた上位のエリア専用ロッドとは狙いが異なります
- 公式表のラインはナイロンとPEのみで、フロロカーボンの適合値は記載されていません
こんな人におすすめ:これからエリアトラウトを始める人、スプーンもプラグも1本で一通り試したい人、キャスト時の糸絡みを減らして釣りに集中したい人に向きます。
向かない人:軽さと感度を最優先する人や、マイクロスプーン中心で渋い状況を詰めたい人には、上位のエリア専用ロッドやシリーズ内のS60XULが合います。大型魚の多い釣り場が主ならS60ULが候補です。
対象魚・釣り方
対象は管理釣り場(エリア)のニジマスを中心としたトラウトです。ルアーウェイト0.6〜6gは、エリアで多用する1〜3g前後のスプーンから、小型のクランクベイト、ミノー、ボトム系のプラグまでを1本でカバーする範囲です。シマノ公式はシリーズを、エリアトラウトを始める人や家族連れがつまずきやすいトラブルを減らす入門機として説明しています。同じ6フィートのS60XULは0.5〜4gの軽量スプーン寄り、S60ULは1〜8gで大型魚やネイティブトラウトにも対応するパワーモデルで、S60SULはその中間にあたります。多くの管理釣り場は水温が下がる秋から春がシーズンで、これから始める人が最初に手に取る番手の候補です。
番手・スペックの選び方
全長1.83m(6フィート)は、小〜中規模のポンドで扱いやすい長さで、エリアロッドとしては標準的な寸法です。ルアーウェイト0.6〜6gとナイロン1.5〜4lb・PE0.2〜0.6号の組み合わせは、細糸で軽いスプーンを投げるエリアの基本に合わせた設定です。自重83gはXUL(81g)とUL(86g)の間で、先径1.4mmは6フィートの3機種で共通です。仕舞寸法93.9cmは全長のほぼ半分で、グリップ側で抜けるグリップジョイントではなく、ブランクスの中央付近で分かれる逆並継の2ピースです。リールシートは位置177mmのダウンロック、グリップはストレートで、カーボン含有率は81%です。より遠投を優先するなら同じSULの6フィート3インチ版、S63SUL(1.91m・86g)が選択肢になります。
| 項目 | 値 | 意味・選び方 |
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| 全長 | 6フィート(1.83m) | 6フィート3インチ版はS63SUL(1.91m) |
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| 継数/継ぎ方式 | 2本/逆並継 | 仕舞寸法が全長のほぼ半分の2ピース |
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| 仕舞寸法 | 93.9cm | 6フィートの3機種で共通 |
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| 自重 | 83g | S60XULは81g、S60ULは86g |
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| 先径 | 1.4mm | チューブラー5機種で共通 |
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| ルアーウェイト | 0.6〜6g | S60XULは0.5〜4g、S60ULは1〜8g |
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| 適合ライン | ナイロン1.5〜4lb/PE0.2〜0.6号 | 公式表にフロロカーボンの記載なし |
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| リールシート位置 | 177mm(ダウンロック) | グリップはストレート |
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| カーボン含有率 | 81% | |
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兄弟機・他モデルとの違い
19トラウトライズにも同じS60SULが存在します。媒体に掲載された19年モデルのスペック表では、19 S60SULは全長1.83m・仕舞寸法93.9cm・ルアーウェイト0.6〜6g・ナイロン1.5〜4lbと、長さと対応ルアーは26年モデルと同じです。数値で違うのは、19年モデルが自重77g・先径1.3mm・カーボン含有率95.3%だったのに対し、26年モデルは自重83g・先径1.4mm・カーボン含有率81%になった点で、軽さの数値は19年モデルの方が上です。公式が26年モデルで打ち出している変更は、全機種へのKガイド搭載による糸絡みの抑制と、しなやかさを重視してロッドアクションを一新したことで、数値の軽さより扱いやすさを優先した改良といえます。ラインナップも変わり、19年モデルにあった6フィート6インチのS66SUL・S66ULは26年モデルにはなく、代わりに1ピースのフルグラスソリッド(S46SUL-FS・S50SUL-FS)が加わりました。シリーズ内では、より柔らかいS60XUL、張りのあるS60UL、遠投寄りのS63SULが比較対象です。