最終更新: 2026-08

ロックフィッシュのイメージ

ロックフィッシュ(根魚)は、カサゴ・ソイ・アイナメ・キジハタなど、岩礁帯やテトラ、捨て石といった障害物周りに棲む魚の総称です。魚が「家」の近くから大きく離れないため、ポイントさえ絞れれば初心者でも釣果を出しやすいのが最大の魅力です。この記事では、ロックフィッシュのタックルと仕掛けを堤防ライトゲーム・穴釣り・ハタゲームの3つのスタイルに分けて解説します。

ロックフィッシュを一言でいえば、「魚の家を順番にノックしていく釣り」です。回遊魚のように広い海から魚を探すのではなく、障害物という分かりやすい目印の周りに必ず魚がいます。だからこそ、1か所で粘るより撃つ穴の数=釣果という、努力がそのまま結果に変わる釣りでもあります。

なかでも、テトラの隙間に仕掛けを落とすだけで成立する穴釣り(ブラクリ仕掛け)は、専用装備がほとんど要らない釣り入門の決定版です。本記事ではこの穴釣りを特に厚く取り上げ、ブラクリ仕掛けの構造・餌の選び方・避けて通れない根掛かり対策までを具体的に説明したうえで、リグの使い分け、ワーム選び、魚種別のシーズン、ポイントの選び方、そしてステップアップ先となるハタゲームのタックルまでを順番に紹介します。

ロックフィッシュの3スタイルを整理する

ロックフィッシュのタックル一式のイメージ
ロックフィッシュのタックル一式のイメージ

ひと口にロックフィッシュゲームといっても、対象魚とフィールドによってタックルは大きく変わります。堤防の際や敷石周りをワームで探る「堤防ライトゲーム」、テトラや石の隙間に餌を落とす「穴釣り」、そしてキジハタ(アコウ)やオオモンハタを重めのリグで狙う「ハタゲーム」の3層で捉えると、自分に必要な道具立てが明確になります。

初めての方は、手持ちのライトタックルで始められる堤防ライトゲームか、道具が最小限で済む穴釣りからの入門がおすすめです。強い引きと大型を求めるようになったら、専用タックルを組むハタゲームへ進む、という流れが無理のないステップアップです。それぞれの目安を下の表にまとめました。

3スタイルは道具の重さこそ違いますが、根に潜られる前に浮かせるという原則は共通です。ロックフィッシュは掛かった直後に反転して自分の隠れ家へ突っ込む習性があり、そこで主導権を渡すとラインが岩に擦れて切られます。どのスタイルでもドラグは締め気味、最初の数秒で根から引き離す——これが全スタイルを貫く核心です。

図解(タップで拡大)堤防ライトゲーム・ハタゲーム・穴釣り。釣り場とタックルの規模がまったく違う
堤防ライトゲーム・ハタゲーム・穴釣り。釣り場とタックルの規模がまったく違う

ロックフィッシュ3スタイルの早見表

スタイル主な対象魚場所タックルと仕掛けの目安
堤防ライトゲームカサゴ、ソイ、小型メバル堤防の際、敷石、常夜灯周り7ft前後L〜MLスピニング+2500番、PE0.6号+リーダー、ジグヘッド+2インチワーム
穴釣りカサゴ、ソイ、アイナメテトラ帯、捨て石の隙間1〜1.8mの短竿+小型リール、ライン2〜3号直結、ブラクリ2〜5号+餌
ハタゲームキジハタ、オオモンハタ、大型ソイ磯、沖堤防、水深のある岩礁帯7.6ft〜8ft M〜MHロッド+PE1.2〜1.5号、リーダー20lb前後、テキサス・フリーリグ+3〜4インチワーム

堤防ライトゲームのタックル|まず1本ならこの構成

堤防からカサゴやソイを狙うライトゲームは、7ft前後のL〜MLクラスのスピニングロッドが基準です。障害物から魚を引き離す張りがありつつ、小型魚のアタリも弾かない穂先を持つロッドが理想で、専用機の候補はロックフィッシュロッドおすすめランキングで比較できます。リールは2500番前後のスピニングが扱いやすく、選び方はロックフィッシュ向けスピニングリールおすすめランキングにまとめています。

ダイワ(DAIWA) 万能ルアー(ロックフィッシュ)ロッド ルアーニスト 76ML 釣り竿

ダイワ(DAIWA)

ダイワ(DAIWA) 万能ルアー(ロックフィッシュ)ロッド ルアーニスト 76ML 釣り竿

迷ったらこれ。まず1本で堤防の根魚を始めたい人向けの万能ロッド(ダイワ ルアーニスト 76ML)

6,783円前後

ラインはPE0.6号前後+フロロカーボンリーダー8〜12lbが基本です。根魚釣りは常に岩や貝殻との擦れとの戦いなので、リーダーは必ず結束しましょう。傷が入ったらこまめに結び直すことが、獲れる魚を逃さない一番の秘訣です。リーダーの太さ違いをそろえておくならショックリーダーのカテゴリが参考になります。

ダイワ(DAIWA) スピニング 21 カルディア LT2500S

ダイワ(DAIWA)

ダイワ(DAIWA) スピニング 21 カルディア LT2500S

迷ったらこれ。ライトゲームの基準になる2500番スピニング(ダイワ 21カルディア LT2500S)

16,800円前後

仕掛け(リグ)はジグヘッド1.5〜5g+2インチ前後のワームが基本です。際に落として底を取り、小さく持ち上げて落とす(リフト&フォール)だけで釣れます。カサゴは底ベッタリ、ソイやメバルはやや浮くこともあるため、反応がなければ探る層を変えてみましょう。

釣り方の展開はシンプルで、堤防の際を数メートルおきに撃ちながら歩くのが基本です。根魚は居着きの魚なので、同じ場所で粘るより移動量が釣果に直結します。時間帯は朝夕のまづめと夜が有利で、特に夜は警戒心が薄れたカサゴが際の浅い層まで浮いてくるため、日中に反応がなかった場所でも釣れることがよくあります。

以下が堤防の際を撃つときの標準的な流れです。1か所あたり1〜2分と決めて、テンポよく移動していきましょう。

  1. 堤防の際、敷石の切れ目、係船ロープの根元など変化のある場所を目で探す。何もない直線より、変化のある数メートルに魚は集中する。
  2. リグを真下または斜め前方に落とし、フリーフォールで着底させる。ラインの放出が止まったら着底の合図。
  3. 着底後は糸を張らず緩めずで3〜5秒待つ。落ちてくるものに反応する魚なので、フォール直後がチャンスタイム。
  4. ロッドを30〜50cmだけゆっくり持ち上げ、テンションを保ったまま落とす(リフト&フォール)。これを2〜3回繰り返す。
  5. 反応がなければリフトの幅を小さくし、探る層を1段上げる。カサゴは底べったり、ソイやメバルはやや浮くことがある。
  6. アタリは「コツン」「ガツッ」と明確に出る。即座に聞き合わせて、最初の数秒で根から引き離す。ためらうと隙間に潜られる。
  7. 1か所で1〜2分反応がなければ移動する。数メートル横へずらして同じ手順を繰り返す。撃った場所の数がそのまま釣果になる。

ロックフィッシュのリグ4種|テキサス・フリー・ジグヘッド・ブラクリ

ロックフィッシュのリグは、テキサスリグ・フリーリグ・ジグヘッドリグ・ブラクリの4つを知っていればほぼ全ての場面をカバーできます。ルアーのリグ3つはいずれも「シンカーとフックの関係」が違うだけで、構成部品は共通です。手持ちのワームとフックはそのままに、シンカーを替えるだけで別のリグになるため、追加投資はごくわずかで済みます。

テキサスリグは、中通しのバレットシンカーをラインに通し、オフセットフックを結んだ構成。シンカーとワームが一体で動くため障害物のすり抜け性能が高く、岩やテトラをタイトに撃ち込む場面の第一候補です。フリーリグはシンカーがライン上を自由に動く構成で、シンカー着底後もワームだけがふわりと遅れて落ちるため、フォールの見せ時間が長いのが最大の武器。飛行姿勢も安定しやすく、遠投性能でもテキサスに勝ります。

ジグヘッドリグはフックとオモリが一体で、操作がダイレクトに伝わり、巻いて泳がせる(スイミング)釣りに向きます。ただしハリ先が露出するため根掛かりには弱く、岩がゴツゴツした場所には不向きです。ブラクリはオモリの直下にハリが付いた穴釣り専用の完成仕掛けで、狭い隙間へまっすぐ落とすことに特化しています。

シンカーの重さは狙う魚のサイズとフィールドで決めます。堤防のライトゲームなら1.5〜5g、磯や沖堤防で30〜40cm級のハタやソイを狙うなら14〜25g、基準20g前後が目安です。ここでも判断軸はチニングと同じで「底が取れる最低限の重さ」。着底が分からないなら重く、フォールが速すぎて食わせる間がないなら軽く、と現場で1段階ずつ調整します。

図解(タップで拡大)ロックフィッシュの4リグ。オモリとフックの位置で、すり抜けやすさと食わせ方が変わる
ロックフィッシュの4リグ。オモリとフックの位置で、すり抜けやすさと食わせ方が変わる

ロックフィッシュ主要リグの比較

リグ特徴向く状況弱点
テキサスリグバレットシンカーとワームが一体で動く。すり抜け性能が最高岩・テトラ・障害物をタイトに撃つ。ボトムを外したくない場面フォールが速く、漂わせて見せる誘いは苦手
フリーリグシンカーがライン上を自由に動き、ワームだけ遅れて漂い落ちるフォールで食わせたい場面。飛行姿勢が安定し遠投にも強い操作がワームに伝わるまでわずかなラグがある
ジグヘッドリグフックとオモリが一体で操作がダイレクト堤防の際、砂泥まじりの底、巻いて泳がせるスイミングハリ先が露出し根掛かりに弱い。硬い岩場では使いにくい
ブラクリオモリ直下にハリが一体化した完成仕掛けテトラや石の隙間へ垂直に落とす穴釣り投げて広く探る釣りには使えない

ワームの選び方|サイズ・形状・素材の3軸

ロックフィッシュのワーム選びは、サイズ・形状・素材の3軸で考えると迷いません。最も影響が大きいのはサイズで、初めて買うなら3インチ前後が最も失敗しません。堤防のカサゴやアイナメ狙いなら2〜4インチ、大型のソイを狙うなら4〜6インチ、4インチ以上は大型ハタ狙いや濁り・大場所・ベイトが大きい時期に向く、というのが目安です。

形状は、甲殻類を模したクロー系・ホグ系と、小魚を模したシャッドテール系・グラブ系の2系統を押さえれば十分です。アイナメのように甲殻類を好んで捕食する魚にはクロー系、中層を泳ぐ小魚を追うオオモンハタのような魚にはシャッドテール系が噛み合います。カサゴは何でも貪欲に食うため、どちらでも成立します。

素材の硬さは釣り方で選びます。硬めの素材はアクションのキレと耐久性に優れ、根の荒い場所で何度も撃ち込む釣りやリアクション狙いに向きます。柔らかい素材は魚が吸い込みやすく食い込みが良いため、アタリはあるのに乗らない渋い状況で効きます。まずは定番の1種類を釣り込み、不満が出た方向へ後から足していくのが無駄のない揃え方です。

カラーは、日中や澄み潮ではナチュラル系、夜間や濁り潮では黒・チャートなどシルエットの出る色、というチニングと同じ考え方で構いません。ロックフィッシュは総じてカラーへの依存度が低い釣りなので、色を替える前にレンジ・撃つ場所・リグの重さを見直すほうが結果につながります。

対象魚・状況別のワームサイズの目安

対象・状況サイズの目安形状の目安
堤防のカサゴ・小型ソイ2インチ前後グラブ系・小型クロー系
アイナメ2〜4インチクロー系・ホグ系(甲殻類を好む)
まず1つ選ぶなら3インチ前後クロー系。魚種を問わず汎用性が高い
大型ソイ4〜6インチクロー系・シャッドテール系
大型ハタ・濁り・大場所4インチ以上ボリュームのあるクロー/シャッドテール系

穴釣りの仕掛け|ブラクリの構造を理解する

穴釣りの主役はブラクリ仕掛けです。ブラクリとは、赤やオレンジに塗装されたオモリの下に、短いハリス(数cm)とハリが一体化した仕掛けのこと。オモリ直下にハリがあるため狭い隙間でもストンと落ち、絡みにくく、目立つ配色と装飾ビーズが薄暗い穴の中でアピールする、穴釣りのために完成された構造です。市販品を結ぶだけで使えるので、仕掛け作りの知識はほぼ不要です。

タックルの組み方も最小限です。①長さ1〜1.8mの短い竿(穴釣り用ロッドや小型の船竿・バスロッドでも可)に小型スピニングリールか両軸リールをセットする。②ラインはナイロンまたはフロロの2〜3号をそのままブラクリに直結する(リーダー不要)。③ブラクリは2〜3号を基準に、深さや潮で使い分ける。④ハリに餌を付けて、テトラの隙間に落とす。これだけで釣りが始められます。竿とリールの流用元がなければ、ロックフィッシュロッドスピニングリールのカテゴリから小型軽量のものを選ぶとよいでしょう。

ダイワ(DAIWA) スピニングリール(糸付き) 16 リーガル 2004H PEツキ(2016モデル)

ダイワ(DAIWA)

ダイワ(DAIWA) スピニングリール(糸付き) 16 リーガル 2004H PEツキ(2016モデル)

迷ったらこれ。短竿に合わせる小型・糸付きで穴釣りをすぐ始められる(ダイワ 16リーガル 2004H PEツキ)

5,381円前後

ブラクリの号数は「狙う穴の深さと落ちやすさ」で決めます。軽いほど食い込みは自然ですが、深い穴や潮の通る場所では底まで届きません。目安を下の表にまとめたので、2号と4号など2種類を持って釣り場で使い分けるのがおすすめです。

竿が短いことには明確な理由があります。テトラの上は足場が不安定で、長い竿では隙間の真上に穂先を持っていけません。1〜1.8mなら片手で扱えて、真下へまっすぐ落とせるうえ、掛けた直後に一気に引き抜くパワーも伝わります。穴釣りは「長さより取り回し」が正義の釣りです。

ブラクリ号数の使い分けの目安

号数向く状況
1〜2号浅いテトラの隙間、食い渋り時。ゆっくり落として食わせる
3号基準サイズ。迷ったらまずこれ
4〜5号深い穴、潮が通る場所、風が強い日。確実に底まで届かせる

穴釣りの餌と誘い方

穴釣りの餌は、アオイソメサバやサンマの切り身が二大定番です。アオイソメは動きと匂いで誘う万能餌で、ハリにちょん掛けして垂らしを短めにします。切り身は皮側からハリを刺すと餌持ちがよく、エサ取りに強いのが利点です。ほかにオキアミ、キビナゴ、イカの短冊なども実績があり、コンビニ調達のかまぼこ等で代用する例もあるほど、根魚は貪欲に餌を追います。

誘い方の基本は「落として、待って、聞く」です。隙間にブラクリを落とし、底に着いたら糸を張って数秒待ち、竿先をチョンチョンと小さく上下させて誘います。アタリはブルブルッと明確に出ることが多く、すぐに聞き合わせて隙間から引き離しましょう。もたつくと穴の奥に潜られてしまいます。そして穴釣り最大のコツは見切りの早さです。根魚は居れば数十秒以内に食ってくることが多いため、1つの穴で反応がなければ次の穴へ。テトラ帯を歩きながら穴を撃っていくランガンが釣果への近道です。

餌の付け方でひとつ差が出るのが垂らしの長さです。アオイソメを長く垂らすと匂いのアピールは強くなりますが、ハリ先まで届かない位置で囓られて空振りが増えます。垂らしは1〜2cm程度に切り詰めるのが基本で、餌取りが多い日はさらに短く。切り身も同様に、ハリのサイズより一回り大きい程度に切りそろえると掛かりが安定します。

穴釣りの根掛かり対策と安全

穴釣りと根掛かりは切っても切れない関係ですが、対策次第で被害は大きく減らせます。予防の基本は3つ。①仕掛けは投げずに真下に垂直に落とす(斜めに落とすと隙間に挟まりやすい)。②着底したら糸を張らず緩めずに保ち、仕掛けを底で長時間転がさない。③アタリがなければ早めに回収して次の穴へ移る。ブラクリ自体が根掛かりに強い形状ですが、置き竿で放置するとオモリが石の間に挟まり込みやすくなります。

掛かってしまったときは、まず糸を張ったり緩めたりを数回繰り返し、竿先で軽く揺すって外れるか試します。ダメなら立ち位置を変えて反対方向から引くと外れることがあります。それでも外れない場合は、竿を傷めないよう糸を直接手に巻き付けて(タオルなどで保護して)ゆっくり引っ張り、仕掛けを切ります。ブラクリは消耗品と割り切り、必ず複数個を持参するのが穴釣りの鉄則です。

仕掛けの話ではありませんが、テトラ帯は足場の悪い危険な場所でもあります。滑りにくい靴とライフジャケットを必ず着用し、濡れたテトラや大きく傾いた場所には乗らないこと、夜間の単独釣行を避けることを徹底してください。安全に立てる穴だけを撃っていっても、釣果は十分についてきます。

持ち物としては、ブラクリの予備を5〜10個、切って捨てるためのラインカッター、フックを外すプライヤー、そして手を保護するグローブをひとまとめにしておくと現場が快適です。テトラの上ではバッグを地面に置きづらいので、腰に巻けるポーチかショルダーに全部入れておくのがおすすめです。

ハタゲームのタックル|パワー重視で組む

キジハタやオオモンハタを狙うハタゲームは、ロックフィッシュゲームの最上位カテゴリです。ヒット直後に根に突っ込む強烈な引きを止める必要があるため、タックルは一転してパワー重視になります。ロッドは7.6ft〜8ftのM〜MHクラス、ラインはPE1.2〜1.5号+フロロリーダー20lb前後が目安で、リグは重めのテキサスリグやフリーリグ(14〜28g)に3〜4インチのクロー系・シャッドテール系ワームを組み合わせます。

AbuGarcia (アブガルシア) Sstyle ソルティースタイル ロックフィッシュ SYRS-862M 2ピース

Abu Garcia

AbuGarcia (アブガルシア) Sstyle ソルティースタイル ロックフィッシュ SYRS-862M 2ピース

迷ったらこれ。ハタゲーム入門の基準となる8.6ft Mクラス(アブガルシア ソルティースタイル ロックフィッシュ SYRS-862M)

16,111円前後

リールは、巻き上げ力に優れるベイトリールを軸にした構成が人気で、候補はロックフィッシュ向けベイトリールおすすめランキングで比較できます。遠投してスイミングで広く探るオオモンハタ狙いでは4000番クラスのスピニングを使う構成も定番です。釣り方は、ボトムまで沈めてのリフト&フォールやボトムバンプが基本で、フォール中のアタリを掛けにいく積極的な釣りになります。堤防ライトゲームで根魚釣りの感覚をつかんだら、ぜひ挑戦してほしいステージです。

ダイワ(DAIWA) ロックフィッシュ用ベイトリール 25HRF TW 100XH PE SPECIAL

ダイワ(DAIWA)

ダイワ(DAIWA) ロックフィッシュ用ベイトリール 25HRF TW 100XH PE SPECIAL

迷ったらこれ。根から一気に引き離す巻き上げ力重視のベイト(ダイワ 25HRF TW 100XH PE SPECIAL)

45,582円前後

ポイント選びでは、水深のある岩礁帯や沖堤防、磯の先端など「深さと変化」のある場所が有望です。ハタ類は高水温期に活性が上がる傾向があるため、夏から秋が挑戦しやすいシーズンとされます。掛けたら主導権を渡さないこと、最初の数秒で根から引き離すことがこの釣りの核心で、ドラグはライトゲームよりかなり強めに設定しておくのがセオリーです。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 25アルテグラ 4000XG

シマノ(SHIMANO)

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 25アルテグラ 4000XG

迷ったらこれ。遠投してオオモンハタを泳がせ釣りするための4000番(シマノ 25アルテグラ 4000XG)

16,058円前後

同じハタゲームでも、キジハタとオオモンハタでは組み立てが分かれます。キジハタは根に張り付く傾向が強く、テキサスリグでボトムをタイトに撃つ釣りが噛み合います。一方オオモンハタは中層まで浮いて小魚を追うため、シャッドテール系を遠投してボトム付近をただ巻きで泳がせる釣りが有効です。同じ場所で反応が割れたら、底を撃つか、泳がせるかを切り替えてみてください。

ロックフィッシュの時期・シーズン|魚種でピークが分かれる

ロックフィッシュは「根魚」という総称なので、魚種ごとにシーズンが違うのが特徴です。裏を返せば、狙う魚を季節に合わせて切り替えれば一年中成立する釣りでもあります。もっとも心強いのがカサゴで、ほぼ通年狙えるため、穴釣り入門はいつ始めても成立します。

水温の下がる晩秋から春は、アイナメやソイが本番を迎える季節です。特にアイナメは甲殻類を好んで捕食する傾向が強く、消波ブロック帯・岩礁帯・海藻の豊富な港湾部がデイゲームの主戦場になります。この時期はクロー系ワームでボトムを丁寧に撃つ釣りが噛み合います。

逆に水温の高い夏から秋は、キジハタやオオモンハタといったハタ類のハイシーズンです。パワーのあるタックルで大型を狙う面白さが味わえる時期で、ハタゲームに挑戦するならこの季節を選ぶのが近道になります。冬に向かうにつれてハタ類は深場へ落ち、代わりにソイやアイナメが浅場に差してくる、という入れ替わりが起こります。

ただし、シーズンの地域差は非常に大きい点に注意してください。北の地域と南の地域では対象魚そのものが違い、同じ魚でも開幕とピークが1〜2か月ずれることが珍しくありません。下の表はあくまで一般的な傾向として捉え、通える釣り場の釣果情報や地元の釣具店で確認するのが確実です。まずは季節を問わないカサゴから経験を積むのが、遠回りのない進み方です。

魚種別のシーズン目安と狙い方

魚種釣りやすい時期狙い方のポイント
カサゴほぼ通年穴釣り・堤防の際。入門に最適で季節を選ばない
アイナメ晩秋〜春甲殻類を好む。消波ブロック帯・岩礁帯・藻場をクロー系で撃つ
ソイ類晩秋〜春夜に浅場へ浮く。大型狙いは4〜6インチのワームも有効
キジハタ(アコウ)夏〜秋根に張り付く。テキサスリグでボトムをタイトに撃つ
オオモンハタ夏〜秋中層まで浮いて小魚を追う。シャッドテールを遠投してただ巻き

ポイントの選び方|「隠れ家」と「変化」を探す

ロックフィッシュのポイント選びは、魚の隠れ家を探すことに尽きます。根魚は障害物の陰に定位して、上や前を通るエサを待ち伏せする魚なので、身を隠せる構造物のない場所にはまず着いていません。堤防の際、敷石・捨て石、消波ブロック帯、係船ロープの根元、スロープや船揚場の切れ目——身近な漁港にも隠れ家は無数にあります。

同じ堤防でも、変化のある数メートルに魚は集中します。ケーソンの継ぎ目、敷石が切れて砂地に変わる境目、水深が変わるかけあがり、常夜灯の明暗の境。まっすぐ続く何もない壁を100m撃つより、こうした変化を10か所撃つほうが圧倒的に効率的です。堤防に着いたらまず、明るいうちに地形と変化の位置を目で確認しておきましょう。

ステップアップして大型を狙うなら、水深と潮通しのある岩礁帯・沖堤防・磯の先端が有望です。深さがあるほど魚のサイズは上がりやすく、潮が通る場所ほどエサが供給されるためです。ただし足場と波の危険度も上がるので、装備と天候の見極めは堤防以上に慎重に。

時間帯は朝夕のマヅメと夜が有利です。特に夜は警戒心の薄れたカサゴやソイが際の浅い層まで浮いてくるため、日中まったく反応がなかった同じ場所で連発することがよくあります。潮は動いている時間帯のほうが総じて活性が高く、潮止まりで反応が途切れたら移動のタイミングと考えると効率的です。

ポイント別の狙い方と注意点

ポイント狙い方注意点
堤防の際・ケーソンの継ぎ目真下に落として着底後リフト&フォール。数m刻みで移動最も手軽。継ぎ目・切れ目など変化を優先
敷石・捨て石帯石と砂地の境目を、角度を変えて複数コース通す根掛かり多発。オフセットフックで隠す
消波ブロック(テトラ)帯隙間へ垂直にブラクリを落とす穴釣り足場が滑る。ライフジャケットと滑りにくい靴は必須
常夜灯まわり明暗の境目の底付近を丁寧に探る夜に浮いてくる個体を拾える。人が多いので先行者に配慮
岩礁帯・沖堤防・磯重めのテキサス/フリーリグで深さと変化を撃つ大型が出るが危険度も上がる。天候と装備を慎重に

次の一歩|自分のスタイルから始めよう

ロックフィッシュゲームは、手軽な穴釣りから本格的なハタゲームまで、同じ「根魚」を軸に段階的に深められる釣りです。まずは近所の堤防やテトラ帯で、ブラクリかジグヘッドリグを落とすところから始めてください。1尾目までの距離が近い釣りなので、道具を増やすのはそれからで十分です。

ステップアップの際は、狙うスタイルに合わせてロッドとリールを見直しましょう。障害物から魚を引き離すパワーと、アタリを捉える感度のバランスが道具選びの軸になります。堤防のライトゲームから一歩進んで、少し重いリグで沖の変化まで届かせたくなったら、8ft前後のスピニングが次の1本の有力候補です。ロックフィッシュロッドおすすめランキングロックフィッシュ向けスピニングリールおすすめランキングで、価格帯や特徴を横並びで比較できます。

シマノ(SHIMANO) ロックフィッシュロッド 25ソルティーアドバンス ショアモデル ロックフィッシュ S83MH

シマノ(SHIMANO)

シマノ(SHIMANO) ロックフィッシュロッド 25ソルティーアドバンス ショアモデル ロックフィッシュ S83MH

迷ったらこれ。沖の変化まで届かせたい人の2本目に(シマノ 25ソルティーアドバンス ショアモデル ロックフィッシュ S8)

11,935円前後

さらにパワーと手返しを求めるならベイトタックルが待っています。太いラインで根から一気に引き離せるうえ、狙った隙間へ正確に落とせるため、テトラや岩礁のタイトな釣りで威力を発揮します。候補はロックフィッシュ向けベイトリールおすすめランキングにまとめました。根魚は成長の遅い魚でもあるため、小型のリリースや獲りすぎないことを心がけると、身近な釣り場で長くこの釣りを楽しめます。

ダイワ(DAIWA) ベイトリール 21 PR100

ダイワ(DAIWA)

ダイワ(DAIWA) ベイトリール 21 PR100

迷ったらこれ。ベイトタックル入門の1台(ダイワ 21 PR100)

4,786円前後

よくある質問

穴釣りの餌はワームで代用できますか?

代用できます。2インチ前後のクロー系やグラブ系ワームをブラクリのハリに付ければ、餌なしでも十分釣果が出ます。餌より持ちがよく手も汚れないのが利点です。ただしワームは匂いによる集魚力が弱いぶん、竿先で小刻みに動かして存在をアピールする意識が必要です。匂い付きタイプのワームを選ぶと、餌との差はさらに縮まります。

ブラクリは何号を選べばよいですか?

まず3号を基準にしてください。浅い隙間や食い渋りでは1〜2号に落としてゆっくり見せ、深い穴や潮の速い場所では4〜5号で確実に底まで届かせます。軽いほど自然に誘えますが、底が取れなければ釣りになりません。根掛かりによるロストも前提の釣りなので、基準の号数を中心に複数個を用意しておくのが実用的です。

リールはスピニングとベイト(両軸)のどちらがよいですか?

スタイルによります。堤防ライトゲームはライントラブルが少なく軽いリグを扱いやすいスピニングが基本です。穴釣りは真下に落とすだけなのでどちらでも成立し、フォールを親指で調整できる小型両軸も人気です。ハタゲームでは太いラインでの巻き上げ力に優れるベイトが主流ですが、遠投重視ならスピニングも定番です。

ロックフィッシュが釣りやすい時期はいつですか?

カサゴはほぼ一年中狙え、穴釣り入門はいつ始めても成立します。一般に、アイナメやソイは水温の下がる晩秋から春に、キジハタやオオモンハタは水温の高い夏から秋に釣果が伸びるとされます。地域差が大きいので、通える釣り場の釣果情報を確認しつつ、まずは季節を問わないカサゴから経験を積むのがおすすめです。

テキサスリグとフリーリグはどう使い分けますか?

障害物をタイトに撃ちたいならテキサスリグ、フォールで食わせたい・遠投したいならフリーリグです。テキサスはシンカーとワームが一体で動くためすり抜け性能が高く、岩やテトラの隙間を通すのに向きます。フリーリグはシンカー着底後もワームだけが遅れて漂い落ちるため見せる時間が長く、飛行姿勢が安定するぶん遠投性能でも有利です。フックとワームは共通なので、シンカーを替えるだけで両方を試せます。

ワームは何インチを選べばいいですか?

最初の1つなら3インチ前後が最も失敗しません。魚種別の目安としては、堤防のカサゴや小型ソイは2インチ前後、アイナメは2〜4インチ、大型ソイは4〜6インチ、大型ハタ狙いや濁り・大場所では4インチ以上が向きます。形状は甲殻類を模したクロー系が汎用性が高く、中層の小魚を追うオオモンハタにはシャッドテール系が噛み合います。

掛けてもすぐ根に潜られてしまいます。どうすればよいですか?

ドラグを締め気味にして、最初の数秒で根から引き離すことがすべてです。ロックフィッシュは掛かった直後に反転して自分の隠れ家へ突っ込むため、そこで主導権を渡すとラインが岩に擦れて切られます。アタリが出たら間を置かずに聞き合わせ、竿を立てて一気に浮かせてください。あわせてリーダーは必ず結束し、傷が入ったらこまめに結び直すことが獲れる魚を逃さない秘訣です。