月下美人(リール)とは

月下美人は、ダイワがアジングやメバリングなどのライトソルト向けに展開するブランドで、ロッドやワーム、ジグヘッドまで同じ名前でそろいます。このページで扱うのはそのリールです。2026年10月時点で公式ラインナップに載るリールは、スピニングの23月下美人と24月下美人X、ベイトフィネスの月下美人 BF TW PE SPECIALの3つです。

23月下美人と24月下美人Xの差は、公式スペックの重さとベアリング数にはっきり出ます。23は3番手とも自重165gでベアリング7/1、24Xは185〜190gで5/1です。23はローター・ベール・スプールの3点にAIRDRIVEを使い、ボディカバーを廃したモノコックボディを採用していますが、24XのAIRDRIVEはローターとベールの2点です。希望本体価格は23が24Xの約1.7倍で、公式は24Xをハイバリューモデルと呼んでいます。

ギアの設定も両者で異なります。24XはLT1000S-PとLT2000S-Pがギア比4.8のパワーギアで、ジグ単をゆっくり引く釣りに寄せた構成です。23はLT1000SとLT2000Sが5.1、LT2000S-Hが5.8で、公式はLT2000S-Hをフロートリグやキャロの遠投向けとしています。予算を抑えてアジングを始めるなら24X、軽さと巻きの感度を優先するなら23が出発点です。

月下美人(リール)の歴代モデル(世代比較)

ダイワは月下美人を、2005年にラインナップへ初めて加わったライトソルトゲーム専用タックルと説明しています。リールはスピニングが無印・MX・AIR・EX・Xのグレードごとに更新され、21年式からPE専用のベイトフィネス機が加わりました。

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年式モデル主な変更点状態
202626月下美人 BF TW PE SPECIAL(派生・ベイト)PE専用のベイトフィネス。SS MAGFORCEとG1ジュラルミン製28mmスプールで自重150g。現行
202424月下美人XZAION V製のAIRDRIVE ROTORとワイヤーのAIRDRIVE BAILを採用。1000番は自重185g。現行
202323月下美人AIRDRIVEのローター・ベール・スプールとモノコックボディ。3番手とも自重165g。現行
202121月下美人 AIR TW PE SPECIAL(派生・ベイト)AIRブレーキをPE向けに調整したベイトフィネス。推奨はPE0.6号50mで自重165g。旧モデル(流通在庫)
202020月下美人XLTコンセプトの普及グレード。ベアリング5/1で、1000番は自重195g。生産終了
201818月下美人MXLTコンセプトを採用し前作比25g軽量化。3機種とも自重190g。生産終了
201717月下美人AIR17セオリーを土台にライトソルト向けへ仕立てた軽量機。フィネスタイプのATDを搭載。生産終了
201717月下美人EXシリーズのハイエンドとして登場。1003は自重165g・ベアリング10/1。生産終了
201616月下美人MXボディとローターにDS4樹脂を使い、ライトソルト向けにフィネス用ATDを搭載。生産終了
201414月下美人マグシールドをボディとラインローラーに採用し、月下美人で初めてZAION製エアローターを搭載。生産終了

BF TWとAIR TWは、スピニングとは別に更新されるベイトフィネスの派生です。AIR・EX・MXのリールは、2026年10月時点の公式ラインナップに載っていません。

月下美人(リール)の新型・モデルチェンジ情報

スピニングの現行は、2023年9月に登場した23月下美人と、2024年3月発売の24月下美人Xです。24Xを前の20月下美人Xと比べると、LT1000S-Pの自重は195gから185gへ軽くなり、ローターはZAION V製のAIRDRIVE ROTORになりました。番手の構成とベアリング5/1は変わっていません。

ベイトフィネスでは、26年式の月下美人 BF TW PE SPECIALが2025年12月に新型として紹介されました。21年式のAIR TW PE SPECIALと比べると、自重は165gから150gへ、推奨のPEは0.6号50mから0.4号50mへ変わり、ブレーキはSS MAGFORCEになっています。ギア比8.5、1回転74cm、最大ドラグ3.5kgは同じです。

ダイワの新製品一覧(2026年12月発売分まで)に月下美人のリールは無く、2026年10月時点で次のモデルの発表はありません。

スペック比較表9モデル

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モデル実売目安ギア比巻取り長さ(cm/ハンドル1回転)自重(g)最大ドラグ力 (kg)標準糸巻量PE(号-m)標準糸巻量ナイロン(lb-m)巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転)最大ドラグ力(kg)推奨巻糸量 PE(号-m)限界巻糸量 PE(号-m)標準自重(g)標準巻糸量PE(号-m)ハンドルアーム長(mm)
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 24月下美人X LT1000S-P14,399円〜4.86018550.3-2002.5-100-------
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 23月下美人 LT2000S-H23,281円〜5.87616550.4号-200m3lb-150m-------
ダイワ(DAIWA) リール 21 月下美人 AIR TW PE SPECIAL 8.5R32,809円〜8.5-165---743.50.6-500.6-100---
ダイワ(DAIWA) ベイトリール 26月下美人 BF TW 8.5R PE47,400円〜8.5-----74 ,3.5 ,--150 ,0.4-50 ,80mm
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 24月下美人X LT2000S14,399円〜5.26819050.4-2003-150-------
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 24月下美人X LT2000S-P14,400円〜4.86319050.4-2003-150-------
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 23月下美人 LT2000S23,005円〜5.16716550.4号-200m3lb-150m-------
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 23月下美人 LT1000S23,281円〜5.16416550.3号-200m2.5lb-100m-------
ダイワ(DAIWA) ベイトリール 26月下美人 BF TW 8.5L PE46,436円〜8.5-----74 ,3.5 ,--150 ,0.4-50 ,80mm

釣り方別のおすすめ番手

公式スペックと各番手の推奨用途から組んだ目安です。末尾のPはパワーギア、Hはハイギアで、ベイトの8.5Rと8.5Lはギア比8.5の右ハンドルと左ハンドルを指します。

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釣り方番手の目安理由
アジング(ジグ単のスロー巻き)24X LT1000S-P / 23 LT1000S1回転60cmと64cm。公式はどちらもジグ単のスローリトリーブが主体のアジング向けとしています。
アジング・メバリング兼用24X LT2000S-P / 23 LT2000SPE0.4号200m。24Xは軽いプラグまで、23はノーマルギアで幅広い釣りに合わせた番手です。
フロートリグ・キャロの遠投23 LT2000S-Hギア比5.8・1回転76cm。遠投後の糸ふけを素早く回収でき、公式も遠投の釣りに勧めています。
ライトソルト全般(汎用)24X LT2000Sギア比5.2のスタンダードギア。公式は最も幅広いライトソルトゲームに対応する番手としています。
ベイトフィネスのジグ単26年式 BF TW PE SPECIAL 8.5R / 8.5L推奨は0.8〜5gのジグ単とPE0.4号。PE1号以上や10g以上のルアーは使わないよう案内されています。
やや太いPEでのベイトフィネス21年式 AIR TW PE SPECIAL 8.5R推奨はPE0.6号50mで、26年式より一段太いPEを前提にした糸巻き設定です。

26年式のBF TWはPE専用スプールで、ナイロンやフロロは巻けません。まずスピニングの番手を決め、ベイトは2台目として考えると選びやすくなります。

月下美人の選び方

最初の分岐はスピニングかベイトかです。ジグ単やキャロを幅広く扱う定番はスピニングで、初めての方はまずこちらから選ぶのが無難です。ベイトフィネス(BF TW・AIR TW)は手返しとライン操作の感覚を重視するスタイル向けで、キャストに慣れが必要なため2台目以降の選択肢と考えると失敗しにくいです。

スピニングは番手とギア比で選び分けます。24月下美人X LT1000S-Pはギア比4.8・巻取り60cmのローギアで、一定速度でジグヘッドを引くアジングの基本に合わせやすい構成です。23月下美人 LT2000S-Hはギア比5.8・巻取り76cm・自重165gのハイギアで、回収の速さや手返し、メバルのプラッギングまで含めた汎用性を求める方に向きます。

ベイト系は21 AIR TW PE SPECIAL(自重165g・PE0.6号対応)と26 BF TW(自重150g・PE0.4-50m)が登録されており、いずれもギア比8.5・巻取り74cmの手返し重視の設計です。PEライン前提の仕様のため、使うラインの号数が糸巻量に合うかを確認して選んでください。

各モデルの詳細と価格

グレードを変えるなら

ダイワのベイト序列で月下美人 BF TW・AIR TWの位置を見る

よくある質問

アジング初心者の最初の1台にはどれが向いていますか?

入門グレードの24月下美人X LT1000S-Pが選びやすい位置づけです。小型番手でジグ単の釣りに合わせやすく、まずスピニングで基本を覚えてから、必要に応じて上位グレードやベイトフィネス機を検討する流れが無理のない選び方です。

スピニングとBF TWなどのベイトモデルはどう使い分けますか?

軽量ジグヘッド主体で幅広くこなすならスピニングが基本です。ベイトモデルは手返しの良さやライン操作の感覚を重視するベイトフィネススタイル向けで、キャストに慣れが必要なため2台目以降のステップアップとして検討するのが目安です。

LT1000SとLT2000Sはどちらを選ぶべきですか?

ジグ単特化で一定速度の巻きを重視するならローギアのLT1000S-P、メバリングやプラグの釣りまで幅広く使うなら、ひと回り大きくハイギアのLT2000S-Hが目安です。登録モデルではLT2000S-Hのほうが自重165gと軽く、汎用性も高い構成です。

月下美人と汎用リール(レブロスなど)の違いは何ですか?

月下美人はライトゲーム専用ブランドとして、細糸前提のシャロースプールなど小型番手中心に特化しているのが特徴です。汎用シリーズの1000〜2000番でも代用はできますが、アジング・メバリングが主戦場なら専用設計の月下美人が選びやすい構成です。

月下美人のリールの歴代モデルを教えてください

スピニングは14年式の月下美人のあと、16月下美人MX、17月下美人EXと17月下美人AIR、18月下美人MX、20月下美人Xと続き、2023年に23月下美人、2024年に24月下美人Xが出ています。ベイトフィネスは21年式のAIR TW PE SPECIALと26年式のBF TW PE SPECIALです。

23月下美人と24月下美人Xの違いは何ですか?

公式スペックでは、23は全番手が自重165g・ベアリング7/1、24Xは185〜190g・5/1です。23はAIRDRIVEをスプールまで広げモノコックボディを採用し、希望本体価格は24Xの約1.7倍です。ギア比は23が5.1と5.8、24Xが4.8と5.2の設定です。

24月下美人Xと20月下美人Xは何が違いますか?

番手はどちらもLT1000S-P・LT2000S-P・LT2000Sの3機種で、ベアリングも5/1で共通です。自重は24Xが185〜190g、20Xが195〜200gで、24Xが10g軽くなりました。24XはZAION V製のAIRDRIVE ROTORとワイヤーのAIRDRIVE BAILを採用しています。

26年式のBF TWと21年式のAIR TW PE SPECIALはどう違いますか?

26年式は自重150gで21年式より15g軽く、推奨のPEは0.4号50mと細めです。ブレーキは21年式のAIRブレーキに対し、26年式はSS MAGFORCEを採用しています。ギア比8.5・1回転74cm・最大ドラグ3.5kgは共通です。

月下美人のベイトリールにフロロやナイロンは使えますか?

26年式のBF TW PE SPECIALは使えません。公式はPE専用スプールとしており、PE1号以上のラインや10g以上のルアーも適正条件を大きく超えると案内しています。フロロやナイロンを巻くなら、スピニングの23月下美人か24月下美人Xを選んでください。

月下美人のリールはどのくらいの重さですか?

公式スペックでは、23月下美人が全番手165g、24月下美人XがLT1000S-Pで185g、LT2000S-PとLT2000Sで190gです。ベイトの26年式BF TW PE SPECIALは150g、21年式AIR TW PE SPECIALは165gです。

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