最終更新: 2026-07-19

エギングのイメージ

エギングタックルとは、エギ(餌木)と呼ばれる和製ルアーでアオリイカを狙うために組む、ロッド・リール・ライン・エギの一式のことです。エギングの核心は、シャクった後にエギを沈めるフォール(沈下)でイカに抱かせることにあります。アオリイカは後ろから沈むエギを抱きにくるため、アタリの多くはこのフォール中に出ます。ルアーフィッシングの中でも道具立てが比較的シンプルで、堤防から手軽に始められるうえ、釣ったアオリイカは食味も抜群。初めてのソルトルアーとしてエギングを選ぶ人が多いのは、この「始めやすさと釣果の嬉しさ」のバランスが理由です。

この記事では、エギングタックルの全体像と予算感、ロッド・リール・ラインそれぞれの選び方の基準(長さ・番手・号数)に加えて、エギの号数×沈下タイプ×カラーの選び分け、フォールで抱かせる核心の動作、春の大型と秋の数釣りというシーズンの狙い分けまで、図解と早見表を交えて具体的な数値ベースで順番に解説します。初心者に最適なのは新子が数釣りできるです。読み終える頃には、自分が何をどの基準で揃え、どう動かせばよいかを判断できるようになるはずです。

エギングタックルの全体像と予算感

エギングのタックル一式のイメージ
エギングのタックル一式のイメージ

エギング入門に必要な道具は、ロッド・リール・PEライン・リーダー・エギ数本・スナップが本体で、これに持ち運び用のバッグと取り込み用のギャフ(またはタモ)が加わります。他のルアー釣りと比べて仕掛けの構成要素が少なく、「ロッドにリールをセットし、PEラインの先にリーダーを結び、スナップでエギを付ける」だけで釣りが成立するのが特徴です。

予算感の目安は、エントリークラスで一式2〜3万円前後、ワンランク上の軽量モデルで揃えると4〜5万円前後が相場感です。エギングはロッドを一日中シャクり続ける釣りなので、予算配分としてはロッドとリールの軽さに投資するのが満足度の高い順番です。ラインやエギは消耗品と割り切り、まずは基準スペックで揃えましょう。

最初に結論となる基準スペックを早見表にまとめます。以降のセクションで、それぞれ「なぜこの数値なのか」を掘り下げていきます。

エギングタックル基準スペック早見表

アイテム基準スペック補足
ロッド8.3〜8.6フィート・ML迷ったらこの範囲。軽さ重視
リール2500〜3000番・浅溝(シャロースプール)ダブルハンドルも人気
PEライン0.6〜0.8号・150m視認性の高いカラーが便利
リーダーフロロカーボン2号(8lb)前後・約1m摩擦系ノットで結束
エギ3〜3.5号を中心に5本前後秋の入門期は2.5〜3号も

エギングロッドの選び方|8.3〜8.6フィートMLが基準

エギングロッドの長さは8.3〜8.6フィート(約2.5〜2.6m)が基準です。この長さは、エギを遠投する飛距離と、ロッドを上方向に鋭くシャクる操作性のバランスが最も取れた範囲とされています。7フィート台は漁港内や足場の低い場所での取り回しに優れ、8.9フィート以上はサーフや足場の高い堤防からの遠投に向きますが、まずは汎用性の高い8.3〜8.6フィートから入るのが定石です。

硬さ(パワー)はMLが第一候補です。3〜3.5号のエギを中心に扱う釣りにちょうど良く、秋の小型イカから春のキロクラスまで一本でカバーできます。3.5号を軸に春の大型を狙うならM、2.5号中心に秋の新子を繊細に釣るならLという住み分けです。また、シャクリ続ける釣りなので自重100g前後の軽さと、シャクリの力をエギに伝える穂先の張りが快適さと操作性に直結します。店頭で持ち比べる場合は、リールを付けた状態のバランスも確認しましょう。

シマノ(SHIMANO) ロッド 22 セフィアBB S86M

シマノ(SHIMANO)

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具体的な機種の比較はエギングロッドおすすめランキングで紹介しています。取り扱いモデルを一覧で見たい方はエギングロッドのカテゴリページも参考にしてください。

エギングリールの選び方|2500〜3000番の浅溝スプール

リールは2500〜3000番のスピニングリールが基準です。このサイズはPE0.6〜0.8号を150m巻くのに適しており、8フィート台のロッドとの重量バランスも取りやすい番手です。エギングではPEラインを深く巻く必要がないため、浅溝(シャロースプール)仕様を選ぶと下巻きなしで適正量を巻けます。型番末尾の「S」(例: 2500S、C3000S)が浅溝の目印です。

選ぶときの優先順位は、第一に軽さです。シャクってはフォールを繰り返す釣りなので、自重200g台前半のモデルだと一日通して疲れにくくなります。ギア比は、シャクった後に出る糸ふけ(ラインのたるみ)を素早く回収できるハイギアが扱いやすく、テンポよく探れます。次に、フォール中に姿勢を安定させやすいダブルハンドルは好みが分かれるものの定番の選択肢です。ドラグはイカの身切れを防ぐため、滑り出しの滑らかさを重視しましょう。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 25アルテグラ C2500SHG

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エギングライン・リーダーの選び方|PE0.6〜0.8号+リーダー2号

メインラインはPE0.6〜0.8号を150mが基準です。PEラインは伸びが少なく感度が高いため、フォール中の繊細なアタリや、ラインが「フッ」と走る・止まるといった変化を捉えやすいのが採用理由です。細いほど飛距離と潮なじみは良くなりますが、ライントラブルや高切れのリスクも増えるため、入門は0.8号、慣れたら0.6号という順番が安全です。目で見てアタリを取る釣りなので、オレンジやピンクなど視認性の高いカラーを選ぶと釣りが一段やさしくなります。

ゴーセン(Gosen) アンサー エギング PE×8 ホワイトベース 150m 0.8号

ゴーセン(GOSEN)

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リーダーはフロロカーボン2号(8lb)前後を約1m接続します。PEは擦れに弱いため、根や堤防の際でのラインブレイク、そして鋭くシャクる際の瞬間的な衝撃からメインラインを守る役割があり、エギングではリーダーは必須です。結束はFGノットなどの摩擦系ノットが基本で、最初は結束補助器具を使っても構いません。釣行ごとにリーダーの傷をチェックし、ザラつきがあれば結び直す習慣をつけましょう。

ヤマトヨテグス(YAMATOYO) リーダー フロロショックリーダー フロロカーボン 30m 2号 8lb クリア

ヤマトヨテグス(YAMATOYO)

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号数別・カラー別の選択肢はエギングラインおすすめランキングエギングラインのカテゴリページで確認できます。

エギの選び方|号数×沈下タイプ×カラー

号数とカラーを変えて数本揃えたエギ。ローテーションで反応する組み合わせを探す
号数とカラーを変えて数本揃えたエギ。ローテーションで反応する組み合わせを探す

エギの「号数」はサイズの単位で、1号=約3cmに相当します。つまり3号は約9cm、3.5号は約10.5cmです。号数が上がるほど自重も増えて飛距離が伸び、深場を探りやすくなる一方、小さいイカには大きすぎて抱かせにくくなります。通年の基準は3.5号、秋の数釣りは3号(初期は2.5号)、春の大型狙いは3.5〜4号という使い分けが定番です。まず1本だけ選ぶなら、最も出番の多い3.5号が正解です。

同じ号数でも沈下速度の違いでノーマル(ベーシック)・シャロー(遅い)・ディープ(速い)のタイプがあります。沈下速度はおおよそ、ノーマルが1mを3〜4秒、シャローはそれより遅く、ディープは速い、という目安です。浅場や藻場の上、食い渋りでゆっくり見せたいときはシャロー、水深のある場所や潮の速い場所を素早く探りたいときはディープ、迷ったらノーマルを軸にします。深さと沈下スピードを合わせることが、フォールでアタリを出す土台になります。

カラーは、下地に貼られたテープ(下地)を光量で替えるのが基本の考え方です。目安として、日中の澄み潮は銀・金ホロなどのナチュラル系、朝夕のマヅメはピンク・金でアピール、夜や濁り潮は赤テープ・夜光(グロー)が定番です。布(外側)のカラーは二の次で、まずは下地を状況に合わせて替えると反応が変わります。また、金属球で音を出すラトル入りは濁りや広範囲のアピールに有効で、無音のノーマルとローテーションすると使い分けができます。最初はアピール系とナチュラル系を織り交ぜて5本前後揃えれば十分です。ロストが避けられない釣りなので、高価なエギ1本より基準サイズを複数持つ方が実戦的です。

ロッドからエギまで同一ブランドで揃うエギング専門シリーズとしてはエメラルダスが代表格です。号数・カラー別の具体的な選択肢はエギおすすめランキングにまとめています。

ヤマシタ(YAMASHITA) エギ エギ王 K ベーシック 3.5号 22g ムラムラチェリー #005 594-621

ヤマシタ(YAMASHITA)

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図解(タップで拡大)エギの号数は季節とサイズ、沈下タイプは水深と場所で選ぶ。この2軸を押さえると迷わない
エギの号数は季節とサイズ、沈下タイプは水深と場所で選ぶ。この2軸を押さえると迷わない

エギ号数の使い分け早見表

号数全長の目安主な出番
2.5号約7.5cm秋の新子初期(9月頃)・食い渋り
3号約9cm秋の数釣りシーズン(9〜11月)
3.5号約10.5cm通年の基準・春の親イカ
4号約12cm春の大型狙い・深場や潮の速い場所

フォールで抱かせる|エギングの核心

エギングで最も大切な考え方が、アタリの大半はフォール(沈下)中に出るということです。アオリイカは、シャクリで跳ね上がったエギが力尽きて沈んでいく姿を、弱った小魚やエビと見て後ろから抱きにきます。図解のように、エギングは「キャスト→着底→シャクリ→フォール」の繰り返しで、イカを抱かせる瞬間はいつもフォール中。だからこそ、シャクった後にどう沈めるか、そして沈下中の変化をどう捉えるかが釣果を分けます。アタリの約8割はフォールで出る、と意識するだけで釣りが変わります。

フォールには主に3種類あり、状況で使い分けます。フリーフォールはラインを送り、エギを水平に近い姿勢で速く沈める沈め方で、手返しよく広く探れます。テンションフォールはラインを軽く張ったまま沈める方法で、エギが手前へカーブしながらゆっくり落ち、沈下中のアタリを手元やラインで感じ取りやすくなります。カーブフォールはロッドを立て気味にラインテンションを掛け、より弧を描くように沈める方法で、藻場の上などをスローに見せたいときに有効です。基本はテンションフォールでアタリを取りにいくのがおすすめです。

フォール中は、ラインを目で見て変化を取るのが鉄則です。イカが抱くと、張っていたラインが「フッ」と走る・逆に沈むはずのラインが止まる・不自然にたるむ(フケる)といったサインが出ます。手元に「コツン」と明確なアタリが来ることは少なく、このラインの微妙な変化こそがアタリです。少しでも違和感があれば、迷わずアワセを入れましょう。下の手順が、キャストからアワセまでの1連の基本動作です。

  1. キャストする。狙ったポイントの少し先へ投げ、着水後はラインのフケを軽く取る。
  2. 着底を待つ。ラインが出るのが止まったら底に着いた合図。カウントを取り、水深とフォール速度を把握する。
  3. シャクる。糸ふけを取ってからロッドを鋭く上へあおり、エギを跳ね上げる(まずは1〜2段シャクリ)。
  4. フォールで沈める。シャクリ後はラインを張らず緩めずのテンションフォールで、3〜4秒かけて沈める。この間がアタリの本番。
  5. アタリを取ってアワセる。ラインが走る・止まる・フケるなどの変化が出たら、素早くロッドを立ててアワセを入れる。
図解(タップで拡大)キャスト→着底→シャクリ→フォールの繰り返し。イカは沈むエギを後ろから抱く
キャスト→着底→シャクリ→フォールの繰り返し。イカは沈むエギを後ろから抱く

時期・シーズン|春の大型と秋の数釣り

秋の堤防で釣れたアオリイカの新子。数釣りが楽しめる入門に最適なシーズン
秋の堤防で釣れたアオリイカの新子。数釣りが楽しめる入門に最適なシーズン

アオリイカのシーズンは、大きく秋の数釣り春の大型狙いの2つに分かれます。図解のように、狙うイカのサイズも着く場所もエギの号数も季節で変わるため、時期に合わせた狙い分けが釣果に直結します。結論から言えば、初心者は秋(9〜11月)から始めるのがおすすめです。

秋(9〜11月)は、春に生まれたアオリイカの新子(当歳イカ)が数多く堤防周りの浅場に付く数釣りシーズンです。好奇心旺盛でエギに反応しやすく、数が釣れるため入門者でも釣果を出しやすいのが魅力。初期(9月頃)は小さめの2.5〜3号を中心に、シーズンが進んでイカが育つにつれ3〜3.5号へ上げていきます。

春(3〜6月)は、産卵を控えた親イカがキロクラスの大型として接岸するシーズンです。ただし数は少なく警戒心も強いため難易度は上がります。大型は藻場(海藻の生えたエリア)のボトム付近に着くことが多く、3.5〜4号の大きめのエギをじっくり見せて誘います。夏と冬はイカが深場に移動するため、地磁気の高い場所や水深のある場所が中心となり、全体に難しめです。なお接岸の時期は水温に左右され地域差が大きいため、地元の釣況も参考にしてください。まずは秋に1杯釣って基本動作を体で覚えるのが上達の近道です。

図解(タップで拡大)秋は新子が浅場に多く小さめエギで数釣り、春は大型が藻場のボトムに着き大きめエギで狙う
秋は新子が浅場に多く小さめエギで数釣り、春は大型が藻場のボトムに着き大きめエギで狙う

季節ごとのアオリイカと狙い方の目安

季節イカ・状況エギ号数狙う場所
秋(9〜11月)新子・数釣り(入門に最適◎)2.5〜3.5号堤防周りの浅場
春(3〜6月)親イカ・大型(難しめ)3.5〜4号藻場のボトム
個体が散る・小型混在3〜3.5号潮通しの良い場所
低活性・深場へ移動3.5〜4号水深のある深場

エギングバッグ・ギャフなど周辺装備の揃え方

エギングは1か所で粘るより、ポイントを歩いて回るランガンスタイルが基本です。そのため両手が空くショルダーバッグやヒップバッグに、エギケース・予備リーダー・スナップ・ハサミをまとめて携行するのが定番です。エギを立てて収納できる専用ケース対応のバッグだと、ローテーションの速さが変わります。スナップはリーダーとエギを素早く付け替えるための必須小物で、エギの動きを妨げにくいエギング専用スナップを選びましょう。

取り込みにはギャフまたはタモ(玉網)が必要です。足場の高い堤防で抜き上げると身切れでバラしやすいため、コンパクトに携行できるエギング用ギャフが好まれます。あわせて、直射日光や水面の反射をカットしてラインの変化やイカの姿を見やすくする偏光グラス、イカ締めピック(締め具)、持ち帰り用のジップ袋・クーラーがあれば、釣ったイカを美味しい状態で持ち帰れます。

収納力や携行性で選ぶならエギングバッグおすすめランキングを、デザインや容量の一覧はエギングバッグのカテゴリを参考にしてください。

シャクリの基本|エギを跳ね上げる動作

朝まづめのシャクリ。ロッドを鋭く上へあおってエギを跳ね上げる
朝まづめのシャクリ。ロッドを鋭く上へあおってエギを跳ね上げる

シャクリとは、ロッドを鋭く上へあおってエギを跳ね上げ、弱った小魚のように演出する動作のことです。フォールがアタリを出す局面なら、シャクリはイカにエギを見つけさせ興味を持たせる局面です。基本の形は、着底後に糸ふけを取り、ロッドを8時の位置から11〜12時へ鋭く振り上げる動き。振り上げたら再びロッドを戻し、糸ふけを取ってフォールに移ります。まずは1回あおる1段シャクリから始めれば十分です。

慣れてきたら、ロッドを2回連続で振り上げる2段シャクリを使うと、エギがより大きく・不規則に跳ねてアピールが強くなります。1段シャクリで反応が薄いときや広く探りたいときに織り交ぜましょう。シャクリで大切なのは強さよりキレで、力任せに大きく動かすより、手首を効かせて鋭く止めるほうがエギがよく跳ねます。

場所選びは、夜間なら常夜灯周り、日中は藻場や堤防先端の潮通しの良い場所が定番です。足元に墨跡(イカ墨の跡)がある堤防は実績ポイントの証拠なので、最初の釣り場選びの指標にしましょう。シャクってエギを見せ、フォールで抱かせる——この2つを繰り返すのがエギングの基本リズムです。

次の一歩|基準スペックで一式を決めてしまおう

エギングタックルの基準をおさらいすると、ロッド8.3〜8.6フィートML・リール2500〜3000番浅溝・PE0.6〜0.8号+フロロリーダー2号・エギ3〜3.5号です。そして動かし方の核心は、シャクってフォールで抱かせること。この軸から外れない範囲で予算に合わせて選べば、入門後に「買い直し」になる失敗はほぼ避けられます。まずはロッドとリールを1本ずつ決め、ラインとエギを基準どおりに揃えて、数釣りしやすい秋の堤防に立ってみてください。

本記事で紹介した各ランキング(ロッド・リール・ライン・エギ・バッグ)から順に選んでいけば、一式が自然に完成します。最初のエギ選びで迷ったらエギおすすめランキングが出発点になります。さらにイカ釣りを掘り下げたくなったら、船から専用ロッドでティップラン(ボートエギング)や夜のケンサキイカを狙うイカメタルという選択肢もあります。これらは堤防のエギングとはタックルも誘い方も異なりますが、同じイカ釣りの延長として人気です。興味が湧いたらイカメタルロッドおすすめランキングものぞいてみてください。

よくある質問

エギは何号から買えばいいですか?

通年で1本だけ選ぶなら3.5号が正解です。最も出番が多く、秋から春まで幅広く使えます。秋の新子シーズンは2.5〜3号の小さめ、春の大型狙いは3.5〜4号の大きめが向きます。まずは3.5号を軸に、季節に合わせて号数を足していくのがおすすめです。

春と秋はどちらが初心者向きですか?

秋が圧倒的に初心者向きです。春に生まれた新子(当歳イカ)が数多く堤防周りの浅場に付き、好奇心旺盛でエギに反応しやすいため、数釣りで釣果を出しやすいシーズンです。春は大型が狙えますが数が少なく警戒心も強いため、まず秋に1杯釣って基本動作を覚えるのが近道です。

しゃくり方が分かりません。どう動かせばいいですか?

基本は、着底を待ってから糸ふけを取り、ロッドを8時の位置から11〜12時へ鋭く振り上げる1段シャクリです。振り上げたらロッドを戻し、糸ふけを取って3〜4秒フォールで沈める、この繰り返しになります。強さよりキレを意識し、手首を効かせて鋭く止めるとエギがよく跳ねます。

アタリの取り方が分かりません。手元に来ないのですが?

エギングのアタリは手元に「コツン」と明確に来ないのが普通です。アタリの大半はフォール中に出るため、沈んでいくラインを目で見て変化を取ります。ラインが「フッ」と走る・沈むはずが止まる・不自然にたるむ(フケる)といったサインがアタリです。少しでも違和感があれば迷わずアワセを入れましょう。

何色のエギを買えばいいですか?

迷ったら金テープ下地にオレンジやピンクの布のエギが万能です。カラーは下地(テープ)を光量で替えるのが基本で、日中の澄み潮は銀・金ホロ、朝夕のマヅメはピンク・金、夜や濁りは赤テープ・夜光が定番です。アピール系とナチュラル系を数本ずつ混ぜて揃えると状況変化に対応できます。

エギングは手持ちのシーバスロッドやバスロッドで代用できますか?

8フィート前後でルアー重量20g程度まで扱えるロッドなら代用可能です。ただし専用ロッドに比べて重く穂先が柔らかいものが多く、シャクリの切れとフォール中の感度で差が出ます。まず代用で試し、続けるなら8.3〜8.6フィートMLの専用ロッドへの移行がおすすめです。

エギングタックル一式の予算はいくら見ておけばいいですか?

エントリークラスなら、ロッド・リール・ライン・エギ・小物まで含めて2〜3万円前後が目安です。軽量な中級クラスで揃えると4〜5万円前後になります。シャクり続ける釣りなので、予算はロッドとリールの軽さに優先配分すると快適さが大きく変わります。

PEラインではなくナイロンラインでもエギングはできますか?

釣りは成立しますが、おすすめしません。ナイロンは伸びが大きく、エギングの生命線であるフォール中の小さなアタリやラインの変化が分かりにくくなるためです。PE0.6〜0.8号に視認性の高いカラーを選び、擦れとシャクリの衝撃に備えてフロロリーダー2号を組み合わせるのが基準です。