SLXとは

SLXは、シマノのベイトリールでバスワンXTの上、スコーピオンの下に置かれる中位グレードのファミリーです。2019年の19 SLX MGLを初代として、DC、DC XT、BFSの派生が別々の年式で更新され、2026年10月1日時点の現行は本流の24 SLX、23 SLX DC、22 SLX DC XT、25 SLX BFSの4系統です。シマノ公式も本文で中位機種と位置づけています。

設計の考え方は、金属のHAGANEボディとMGLスプールという上位帯の骨格を残し、ギア素材や仕上げを絞って2万円前後に収めるところにあります。24 SLXはスプール幅を2mm狭めた32mm径のMGLスプールIIIにSVS∞の遠心ブレーキを組み合わせ、サイレントチューンをこのクラスで初めて載せて自重190〜195gです。マイクロモジュールギアはDC XTだけが持ちます。

向くのは、最初の本格ベイトを買う人、巻き物と撃ち物を1台で回したい人、電子ブレーキを2万円台で試したい人です。DC XTは本体価格がスコーピオンに近いため、SLXファミリー全体がスコーピオンより下とは言い切れません。キャストフィールや質感を求める段階になれば、スコーピオンやメタニウムに進む流れです。

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シマノのベイトリールSLX比較!初心者におすすめはどれ?22 DCXT/23 DC/24 SLX/25 BFS出典: エナジー福田2【釣りチャンネル】(YouTube)

SLXの歴代モデル(世代比較)

SLXは2019年の初代から本流が1度刷新され、DC・DC XT・BFSの派生がそれぞれ別の年式で更新されています。本流の現行は24 SLX、DCは23 SLX DC、BFSは25 SLX BFSです。

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年式モデル主な変更点状態
202525 SLX BFS(派生)超々ジュラルミン製スプール(32mm径・22mm幅)とFTBを載せたベイトフィネス機。自重170g。現行
202424 SLX(本流2代目)MGLスプールIIIを32mm径・21mm幅にナロー化。SVS∞とクラス初のサイレントチューン、真鍮ドライブギア。現行
202323 SLX DC(派生)クラス初のMGLスプールIII(33mm径・21mm幅)と更新されたI-DC4。自重200g。現行
202222 SLX DC XT(派生)カルカッタコンクエストDCと同じI-DC5、MGLスプールIII、マイクロモジュールギアを持つ最上位。現行
202121 SLX BFS(派生)ファミリー初のベイトフィネス機。FTB、HAGANEボディ、X-SHIPで自重170g。旧モデル(流通在庫)
202020 SLX DC(派生)4段ダイヤルのI-DC4をHAGANEボディに載せた初代DC。スプールは34mm径・22mm幅。旧モデル(流通在庫)
201919 SLX MGL(初代)32mm径のMGLスプール、HAGANEボディ、SVS∞を2万円前後に収めた初代。ギア比6.3・7.2・8.2。生産終了

当サイトの70HG・70XG・71XGは24 SLX、BFS XG(左)は25 SLX BFSです。21 SLX BFSの左右の発売月は資料で食い違うため2021年4〜6月としています。

SLXの新型・モデルチェンジ情報

本流の現行は2024年3月発売の24 SLXで、19 SLX MGLからのフルモデルチェンジにあたり、名前からMGLが外れました。MGLスプールIIIを32mm径・21mm幅にナロー化し、SVS∞、クラス初のサイレントチューン、超高強度の真鍮ドライブギア、カーボンクロスワッシャを採用しています。左ハンドルの71系は2024年5月の発売でした。

電子ブレーキ系は2023年3月の23 SLX DCが現行で、MGLスプールIIIをこのクラスで初めて載せ、I-DC4のファームウェアを更新しました。上位の22 SLX DC XTはカルカッタコンクエストDCと同じI-DC5とマイクロモジュールギアを持ちます。ベイトフィネスは2025年3月の25 SLX BFSが現行で、超々ジュラルミン製のスプールに替わり自重170gです。

2026年秋冬のシマノ新製品にSLX系はなく、26 SLXや新しいSLX DCは2026年10月1日時点で発表されていません。

スペック比較表4モデル

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モデル実売目安ギア比最大ドラグ力(kg)自重(g)径/幅(mm)糸巻量PE(号-m)糸巻量ナイロン(lb-m)
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 25SLX BFS XG (左)19,510円〜8.23.517032/22フロロ(lb-m) 6-45、8-450.6-150、0.8-130、1.0-100-
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 24 SLX 71XG(左)14,935円〜8.25.5195.032/21--12-100、14-90、16-80、20-65
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 24 SLX 70XG(右)15,295円〜8.25.5195.032/21--12-100、14-90、16-80、20-65
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 24 SLX 70HG(右)14,740円〜7.25.5195.032/21--12-100、14-90、16-80、20-65

釣り方別のおすすめモデル

SLXは本流・DC・DC XT・BFSで得意なルアーの重さとブレーキが違います。下の表は当サイトに登録のある4モデルの実スペックと、各系統の公式の位置づけから組んだ目安です。

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釣り方番手の目安理由
巻き物中心のバーサタイル24 SLX 70HGギア比7.2・自重195g・ナイロン12lb-100m。クランクからワームまで1台でこなす入門の定番です。
撃ち物・手返し重視24 SLX 70XG / 71XGギア比8.2で回収とスラック処理が速い高速仕様。70が右、71が左ハンドルです。
ベイトフィネス(軽量リグ)25 SLX BFS XG自重170g・FTB・フロロ8lb-45m・PE0.6号150m。軽いルアーを投げる専用機です。
バックラッシュを抑えたい23 SLX DCI-DC4の電子ブレーキとMGLスプールIII。風や重さの変化に外部ダイヤルで対応します。
軽量ルアーからビッグベイトまで22 SLX DC XTI-DC5とマイクロモジュールギアを持つファミリー最上位。価格はスコーピオンに近い帯です。

型番は偶数(70)が右ハンドル、奇数(71)が左ハンドルで、末尾のHGが7.2、XGが8.2のギア比です。

SLXの選び方

選ぶ軸はハンドル位置・ギア比・スプールタイプの3つです。シマノのベイトは70XG(右)のように偶数が右、71XG(左)のように奇数が左ハンドルを表す型番構成のため、まず利き手と巻き方の好みで左右を決めます。

ギア比はHG(7.2)とXG(8.2)が登録されています。XGは回収の速さやラインスラック処理を重視する撃ち物・手返しの釣りに向き、巻き物主体ならHGが扱いやすい目安です。70/71系は自重195g・ナイロン12lb-100mの糸巻量で、幅広いルアー重量に対応するバーサタイル機という役割です。

軽量リグやフィネスな釣りを主体にするなら25 SLX BFS XGを選びます。自重170g・浅溝スプールでフロロ8lb-45m・PE0.6号-150mという構成のとおり、軽いルアーのキャストに特化した仕様です。逆に幅広い重さを1台でこなしたいなら通常の70/71系が適任で、両者は役割がはっきり分かれています。

各モデルの詳細と価格

グレードを変えるなら

シマノ ベイトリールの序列でSLXとスコーピオンの段差を見る

よくある質問

ベイトリール入門の最初の1台にはどれが向いていますか?

汎用性を重視するなら24 SLX 70HG(右)のようなHGモデルが扱いやすい目安です。巻き物からワームまで幅広くこなせるギア比帯で、利き手に合わせて70(右)か71(左)を選びましょう。BFSは慣れてからでも遅くありません。

SLX BFSと通常のSLXは何が違いますか?

BFSはベイトフィネス仕様で、軽量ルアーをキャストしやすいスプール設計が特徴とされるモデルです。通常の70/71系は幅広いルアー重量に対応する汎用機という役割分担のため、主に投げるルアーの重さで選び分けるのが基本です。

HGとXGはどちらを選ぶべきですか?

登録モデルではHGがギア比7.2、XGが8.2です。クランクベイトなど巻き物主体で一定速の巻き心地を重視するならHG、撃ち物やトップなど回収と手返しの速さが効く釣りならXGが目安です。1台目で迷うなら中間的に使えるHGが無難です。

スコーピオンなど上位機との違いは何ですか?

SLXは実用性能を手頃な価格に収めた中位グレードで、スコーピオン以上は素材やブレーキなどの作りが一段上がる位置づけです。まず本格的なベイトの釣りを始めるならSLXで十分で、キャストフィールや質感にこだわりが出てきたら上位機を検討する流れが自然です。

SLXの歴代モデルはどう変わってきましたか?

2019年の19 SLX MGLでHAGANEボディとMGLスプールを2万円前後に収め、2020年にDC、2021年にBFSが派生しました。2022年のDC XTでI-DC5、2023年の23 SLX DCでMGLスプールIII、2024年の24 SLXで本流を刷新し、2025年に25 SLX BFSが更新されています。

24 SLXと23 SLX DCはどちらを選ぶべきですか?

ブレーキの考え方で選びます。24 SLXは遠心のSVS∞で自分で調整する前提、23 SLX DCは電子制御のI-DC4で風やルアーの重さの変化に外部ダイヤルで対応します。価格は24 SLXが安く、バックラッシュを減らしたい入門者はDCが楽です。

SLX DC XTはSLXと何が違いますか?

DC XTはカルカッタコンクエストDCと同じI-DC5とマイクロモジュールギアを持つファミリーの最上位で、軽量ルアーからビッグベイトまでを1台で扱う設計です。本体価格はスコーピオンに近く、SLXの名前でも帯が一段違います。

SLXとはどんなリールですか?

シマノのベイトリールで、バスワンXTの上、スコーピオンの下にある中位グレードのファミリーです。金属のHAGANEボディとMGLスプールを2万円前後で手にできる位置づけで、本流のほかDC、DC XT、BFSの派生があります。

SLXの重さはどのくらいですか?

当サイト登録分では24 SLXの70HG・70XG・71XGが195g、25 SLX BFSが170gです。23 SLX DCは200g、20 SLX DCは210gで、電子ブレーキの分だけ本流より重くなります。

26 SLXは出ますか?

2026年10月1日の時点ではシマノから告知が出ていません。2026年秋冬の新製品リールにSLX系は含まれておらず、本流は2024年の24 SLX、DCは2023年の23 SLX DC、BFSは2025年の25 SLX BFSが現行のままです。

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