ツインパワーとは

ツインパワーは、シマノのスピニングリールでステラの下、ヴァンキッシュのすぐ下に置かれる上位シリーズです。1987年のチタノス ツインパワーGTを起点に、金属素材を使ったボディの剛性を売りにしてきました。帯の中の細かな並びは序列ページで確認できます。

設計思想は「かかった力で駆動系を動かさない」ところに寄っています。同じ上位帯でも軽さに振ったシリーズとは違い、自重より回転の安定を優先する組み方で、24ツインパワーの4000XGは自重260g、追加番手のC2000SHGでも175gと、数字だけ見れば軽量機に譲ります。そのぶん、魚やルアーの抵抗が強い場面でハンドルが重くなりにくい構成です。

向くのは、月に何度も釣行する人、ヒラスズキや青物のように負荷の読めない相手を狙う人、1台を数年単位で使い続けたい人です。反対に、一日中キャストを繰り返すアジングで手元の軽さを削りたい人や、まず価格を抑えて道具を揃えたい人には、軽量志向のシリーズや中位グレードのほうが噛み合います。

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24ツインパワー1年使用レビュー!正直最高のリールだけど、密巻きはやっぱり許せませんでした。出典: ABC FISHING STUDIO(YouTube)

ツインパワーの歴代モデル(世代比較)

ツインパワーは1987年のチタノス ツインパワーGTを起点に、剛性と耐久性を軸として世代を重ねてきた上位機です。本流の現行は24ツインパワーで、2026年に加わったC2000SHGもこの世代への追加番手です。旧世代は流通在庫や中古が中心のため、常用するなら現行世代が無難です。

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年式モデル主な変更点状態
202525ツインパワーXD(派生)耐久重視の派生。インフィニティクロス、インフィニティドライブ、新Xプロテクトを採用。現行
202424ツインパワー4年ぶりの刷新。インフィニティクロス、インフィニティドライブ、インフィニティループを搭載。現行
202121ツインパワーSW(派生)大型番手の派生。インフィニティドライブとヒートシンクドラグを備えた現行世代。現行
202121ツインパワーXD(派生)XDの2代目にあたる派生世代。生産終了
202020ツインパワー金属ローターとロングストロークスプールを採用し、軽量化した世代。生産終了
201717ツインパワーXD(派生)XDの初代にあたる派生世代。生産終了
201515ツインパワーHAGANEボディを採用し、高剛性・高耐久という現在の性格を確立した世代。生産終了
201111ツインパワーX-SHIPを搭載した世代。生産終了
200808ツインパワーAR-Cスプールとワンピースベールを採用した世代。生産終了

「26ツインパワー C2000SHG」は新世代ではなく24ツインパワーへの追加番手です。XDとSWは本流とは別系統の派生ラインとして扱っています。

ツインパワーの新型・モデルチェンジ情報

本流の現行は2024年発売の24ツインパワーです。20ツインパワーから4年ぶりの刷新で、ギアのかみ合う面積を広げるインフィニティクロス、駆動の抵抗を下げるインフィニティドライブ、スプールへの巻き上がりを整えるインフィニティループを新たに載せました。

2026年1月に加わったC2000SHGは新しい世代ではなく、24ツインパワーへの追加番手です。自重175g・ギア比6.0・1回転81cmで、ライトソルトやトラウトに使えるコンパクトハイギアの枠を埋めました。派生では2025年3月の25ツインパワーXD、大型番手は2021年の21ツインパワーSWが現行にあたります。

24ツインパワーの次の世代は、2026年9月時点で公式発表がありません。

スペック比較表12モデル

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モデル実売目安ギア比最大巻上長(cm/ハンドル1回転)実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg)自重(g)PE糸巻量(号-m)ハンドル長(mm)実用ドラグ力(kg)最大ドラグ力(kg)径/ストローク(mm)糸巻量ナイロン(号-m)実用ドラグ力(Kg)最大ドラグ力(Kg)スプール 径/ストローク(mm)糸巻量糸巻量ナイロン(lb-m)ナイロン糸巻量(号-m)
シマノ(SHIMANO) スピニングリール ソルトウォーター ツインパワー SW 2021 8000HG オフショアジギング オフショアキャスティング59,336円〜5.610714.0/25.06153-410、4-300、5-25075----------
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 24 ツインパワー 4000XG41,917円〜6.2--260.0--6.011.052/193.5-170、4-150、5-125------
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 26ツインパワー C2000SHG40,959円〜6--175------2343/13.5ナイロン(lb-m) 3-125、4-100、5-75--
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 25ツインパワー XD 4000PG48,666円〜4.4--245--6.011.0----52/19ナイロン(号-m) 3.5-170、4-150、5-125--
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 24 ツインパワー 2500SHG40,195円〜5.8--210.0--2.54.047/17-----5-110、6-95、8-70-
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 24 ツインパワー C2500SXG40,073円〜6.3--180.0--2.03.044/13.5-----5-110、6-95、8-70-
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 24 ツインパワー C3000XG41,256円〜6.4--215.0--3.59.047/172.5-180、3-150、4-100------
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 24 ツインパワー C5000XG44,646円〜6.2--265.0--6.011.052/194-190、5-150、6-125------
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 25ツインパワー XD C3000XG43,267円〜6.4--200--3.59.0----47/17ナイロン(号-m) 2.5-180、3-150、4-100--
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 25ツインパワー XD C5000XG55,113円〜6.2--245--6.011.0----52/19ナイロン(号-m) 4-190、5-150、6-125--
シマノ(SHIMANO) 21 ツインパワー SW 6000XG53,049円〜6.21128.0/13.04202-440、3-300、4-210----------4-240、5-190、6-160
シマノ(SHIMANO) スピニングリール ソルトウォーター ツインパワー SW 2021 14000XG オフショアジギング オフショアキャスティング59,000円〜6.213414.0/25.06606-300、8-200、10-165----------10-195、12-155、14-140

釣り方別のおすすめ番手

番手の一般則と、当サイトに登録のあるモデルの実スペックから組んだ目安です。系統(無印・XD・SW)で想定する負荷が違うため、釣り方を決めてから番手に進むと外しにくくなります。

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釣り方番手の目安理由
アジング・メバリングC2000SHG自重175g・ギア比6.0で1回転81cm。細糸の軽量リグでも糸ふけを素早く取れます。
エギングC3000XG / 2500SHGシャクったあとの糸ふけ回収が多いので、2500〜C3000の浅溝とハイギアが合います。
シーバスC3000MHG / 3000MHGPE1号前後を扱う帯。橋脚際で寄せ切る場面でもドラグ力に余裕が出ます。
サーフ・ライトショアジギング4000XGギア比6.2で1回転101cm。遠投したジグやミノーを手早く回収できる番手です。
ヒラスズキ・高負荷のショアXD 4000PGギア比4.4・自重245g。低速で粘らせたい場面に振った耐久寄りの派生です。
オフショアジギング・キャスティングSW 8000HG最大ドラグ25kg・PE4号300m。青物を止める前提で組まれた大型番手です。

表記のCは小型ボディ、Sは浅い溝のスプール、HGとXGは高速巻き、PGは低速で力の出る仕様です。番手は出発点として見てください。

ツインパワーの選び方

ツインパワーは系統→番手→ギア比の順で絞るのが基本です。無印はショア中心の汎用系、XDは負荷の大きい釣りを想定した耐久・パワー寄り、SWは青物などを狙うオフショアの大型対応系というすみ分けです。対象魚のサイズと釣り場の負荷から、まず系統を決めてください。

番手とギア比は実スペックで見比べます。26 C2000SHGは自重175gのコンパクトボディ・ハイギアでアジングなどライトゲーム向き、24 4000XGはギア比6.2でショアジギングやサーフなど巻取り速度が欲しい釣り向きです。25 XD 4000PGはギア比4.4のパワーギアで、自重245gと4000XGより軽く、負荷のかかる釣りをじっくり巻き切る構成です。

SW 8000HGは最大ドラグ25kg・PE4号300m・自重615gと明確にオフショア仕様で、ショア用途とは選び方が別物です。オフショアジギングやキャスティングで使うPE号数と必要巻き量から番手を決めてください。同系統ならギア比は、速い回収や手返し重視ならHG/XG、一定速の巻きやパワー重視ならPGが目安です。

各モデルの詳細と価格

グレードを変えるなら

シマノ スピニングリールのランク一覧でツインパワーの位置を見る

よくある質問

最初の1台としてツインパワーを選んでもよいですか?

価格は上位クラスですが、長く使える基本性能を求める方なら最初の1台にも選ばれるシリーズです。汎用性重視なら4000XGのような中型番手、ライトゲーム専用ならC2000SHGと、メインの釣種に合わせて番手を選んでください。

無印・XD・SWはどう使い分ければよいですか?

無印は幅広いショアの釣りの汎用、XDはヒラスズキやサーフなど負荷の高い釣り向け、SWはオフショアジギングやキャスティングでの大物対応が目安です。狙う魚の大きさと釣り場の負荷を基準に系統を選ぶのが基本です。

ストラディックとの違いは何ですか?

どちらもシマノの汎用スピニングですが、ストラディックが中上位、ツインパワーがその上の上位グレードという位置づけです。実売価格の差に対して剛性・耐久面の作りが上がるのがツインパワーの持ち味で、釣行頻度が高い方や負荷の大きい釣りをする方ほど差を感じやすい関係です。

4000XGとXD 4000PGはどちらを選ぶべきですか?

巻きの速さか粘りかで選びます。4000XGはギア比6.2で、ルアーの回収やラインスラック処理が速く汎用性が高い構成です。XD 4000PGはギア比4.4・自重245gで、大負荷のかかる魚をじっくり寄せる釣りや一定速の巻きを重視する釣りに向きます。

ツインパワーの歴代モデルの違いは?

2008年のAR-Cスプール、2015年のHAGANEボディ、2020年の金属ローターとロングストロークスプール、2024年の3つのインフィニティ機構という流れで、剛性と巻きの質が更新されてきました。本流の現行は24ツインパワーです。

20ツインパワーの流通在庫と24ツインパワーはどちらを選ぶべきですか?

常用するなら24ツインパワーです。インフィニティクロスとインフィニティドライブが入った世代で、部品の手配もしやすい状態にあります。20ツインパワーは値下がりした在庫を見つけたときに、欲しい番手が残っているかを確認してから狙う形になります。

ツインパワーとはどんなリールですか?

シマノのスピニングで、ステラの下・ヴァンキッシュのすぐ下にある上位シリーズです。帯の中では剛性と耐久に寄せた性格で、負荷のかかる釣りや釣行回数の多い使い方で選ばれます。

ツインパワーの重さはどのくらいですか?

掲載モデルでは26年追加のC2000SHGが175g、24の4000XGが260g、25XDの4000PGが245g、SW8000HGが615gです。番手が上がるほど重くなり、SWは別系統として桁が変わります。

糸巻き量はどこを見ればよいですか?

スペック表のPEまたはナイロンの「号-m」を見ます。24の4000XGならナイロン4号を150m、SW8000HGならPE4号を300mが基準になります。使うラインの号数で必要な長さが巻けるかを先に確認しましょう。

ツインパワーの価格帯はどのくらいですか?

ステラより下、ストラディックより上の帯で、上位機として見れば中ほどに収まります。派生のXDとSWは番手が大きくなるほど上がります。実売は変動するため、価格は各商品ページで確認してください。

エギングにツインパワーは使えますか?

使えます。ただし掲載4モデルにはエギング向きの2500〜C3000番がないため、汎用の4000XGを流用するか、シリーズ本体のC3000XGなどを検討する形になります。糸ふけ回収の多い釣りなのでハイギアが合います。

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