最終更新: 2026-08

バス釣りのイメージ

バス釣りのタックルは、スピニングとベイトという2種類のリールを軸に組み立てます。これからバス釣りを始める方がまず悩むのが、「どちらのリールを買えばいいのか」「ロッドの硬さや長さはどれが正解か」という道具選びではないでしょうか。この記事は、おかっぱり(岸からの釣り)を前提に、バス釣りのタックルの揃え方を初心者向けに整理した入門ガイドです。

結論から言うと、最初の1本はスピニングタックル(MLクラスのロッド+2500番リール+フロロ6lb)が基準です。本記事ではその理由と具体的なスペックに加えて、2本目のベイトへ進む目安、ルアー重量とロッドパワーの対応表、ラインの使い分け、ハードルアーとワームの整理、リグの組み立て手順、季節パターン、フィールド別の考え方、そして守るべきルールまでを順に解説します。上から読めば道具選びと釣り方の全体像が一度に整理できる構成です。

バス釣りタックルの全体像|スピニングとベイトの2タックル論

バス釣りのタックル一式のイメージ
バス釣りのタックル一式のイメージ

バス釣りの道具はロッド・リール・ライン・ルアーの4点で構成され、リールの種類によってスピニングタックルベイトタックルに大別されます。軽いルアーを遠くへ、ライントラブル少なく投げられるのがスピニング。太いラインと重めのルアーを使い、手返しよく正確に撃っていけるのがベイトです。

経験を積んだバスアングラーの多くは両者を状況で使い分けますが、最初から2本揃える必要はありません。軽量ルアーの出番が多い日本のフィールド、特におかっぱりでは、スピニング1本でカバーできる状況が圧倒的に多いからです。予算の目安としては、ロッド・リール・ライン・ルアーをエントリークラスで揃えて2万円前後から始められ、2本目のベイトを足す段階で追加2〜3万円というのが現実的な組み立てになります。

そこで本記事では、まず最初の1本となるスピニングタックルの基準を固め、次にベイトへ移行するタイミング、そしてルアー重量からロッドパワーを逆算する対応表、という順で「2タックル論」を解説していきます。そのうえで、ルアーとリグ、季節、フィールドという釣り方側の軸へ広げていきます。

最初の1本はスピニングML+2500番+フロロ6lb

ロッドは6ft〜6ft6in前後のML(ミディアムライト)が基準です。MLは3〜10g前後のルアーを幅広く扱えるパワーで、小型ワームの繊細な釣りから小型プラグの巻きの釣りまで1本で対応できます。より繊細さを重視するならL(ライト)という選択もありますが、汎用性で迷ったらMLを選んでおけば大きな失敗はありません。

リールは2500番のスピニングリールが定番です。糸巻量・自重・巻き取り量のバランスがよく、将来的に管理釣り場や海のライトゲームへ流用も利くサイズです。ギア比はノーマルでもハイギアでも成立しますが、ワームを止めて待つ時間が長い釣りが中心ならノーマル、ラン&ガンで手返しを上げたいならハイギアが合います。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 19 シエナ 2500 2.5号 150m糸付 バス エギング シーバス トラウト

シマノ(SHIMANO)

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 19 シエナ 2500 2.5号 150m糸付 バス エギング シーバス トラウト

迷ったらこれ。2500番でラインが巻かれた状態で届くため、最初の1台として手間なく始められる(シマノ 19シエナ 2500 2.5号150m糸付)。付属ラインは太めなので、慣れたらフロロ6lbへ巻き替えると扱いやすくなります

3,459円前後

ラインはフロロカーボン6lbを基準に、ワーム中心なら5lb、障害物周りを撃つ機会が多いなら7lbと調整します。フロロは水に沈んで感度が高く、擦れにも強いため、底や障害物を釣ることが多いバス釣りと相性の良いラインです。具体的な機種はバスロッド スピニングおすすめランキングバス釣りスピニングリールおすすめランキングで価格帯別に比較できます。ロッドはシマノのゾディアスのように番手展開が豊富な定番シリーズから選ぶと、候補を絞り込みやすくなります。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 25アルテグラ C2500SHG

シマノ(SHIMANO)

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 25アルテグラ C2500SHG

迷ったらこれ。コンパクトな2500番クラスのスーパーハイギアで、ラン&ガンの手返しを上げたい人のステップアップ機(シマノ 25アルテグラ C2500SHG)

13,212円前後

ベイトタックルの特徴と移行の目安

ベイトタックルの強みは、12〜16lbの太いラインを自然に使えること、重めのルアーの手返しの速さ、そしてキャスト精度です。スピナーベイトやクランクベイト、テキサスリグなど7g(1/4oz)以上のルアーを多用するようになったら、2本目としてベイトを足すタイミングと考えてください。障害物の際を狙い撃つ釣りでは、片手でクラッチを切ってそのまま投げられるベイトの機動力が効いてきます。

一方で、ベイトリールにはバックラッシュ(スプール上でラインが膨らむトラブル)という壁があります。ブレーキ設定と親指でスプールを押さえるサミングに慣れが必要なため、最初の1本には向きません。練習を始めるときは、10g前後の投げやすいルアーとやや強めのブレーキ設定から入るとトラブルを大幅に減らせます。最初のうちは向かい風でのフルキャストを避けるだけでも、トラブルの頻度は大きく下がります。

2本目の基準はM〜MHのベイトロッド(6ft6in〜7ft)+フロロまたはナイロン12〜16lbです。機種選びはバスロッド ベイトおすすめランキングバス釣りベイトリールおすすめランキングが参考になります。リールはシマノのSLXのような、ブレーキ性能に定評のあるエントリー〜ミドルクラスの定番シリーズから始めるのが安心です。ベイトリールの一覧はベイトリールのカテゴリページでも確認できます。

ルアー重量とロッドパワーの対応表

ロッドの硬さはパワーと呼ばれ、UL・L・ML・M・MHといった記号で表されます。パワーごとに適合ルアー重量の範囲が決まっており、軽すぎるルアーは飛ばず、重すぎるルアーはキャスト時にロッドを傷める原因になります。つまり、使いたいルアーの重さから逆算してパワーを選ぶのがロッド選びの基本です。

バス釣りではルアー重量をオンス(oz)で表記することが多く、1/16oz=約1.8g、1/8oz=約3.5g、1/4oz=約7g、3/8oz=約10.5g、1/2oz=約14g、1oz=約28gが換算の目安になります。パッケージの表記とロッドの適合ルアー重量を突き合わせるとき、この対応を覚えておくと判断が速くなります。

適合重量の細かい数値はメーカーやシリーズによって多少異なるため、購入前には必ず実物の表記を確認してください。そのうえで、スピニングはL〜ML、ベイトはM〜MHから始めるのが2タックル論の定石です。

ロッドパワーとルアー重量の対応表

パワールアー重量の目安主なルアー・リグタックル
UL(ウルトラライト)〜5g程度極小ワーム・虫系スピニング
L(ライト)2〜7g程度ノーシンカー・ネコリグスピニング
ML(ミディアムライト)4〜11g程度シャッド・小型プラグ・ライトリグ全般スピニング
M(ミディアム)7〜21g程度クランク・スピナーベイトベイト
MH(ミディアムヘビー)10〜28g程度テキサスリグ・ラバージグベイト

ライン選び|フロロ・ナイロン・PEの使い分け

バス釣りで使うラインは主に3種類です。フロロカーボンは水に沈み、感度と耐摩耗性に優れるため、ワームで底を釣るスタイルの基準ライン。ナイロンはしなやかで浮き、トラブルが少ないためキャスト練習期や巻物(クランクなど)と好相性です。PEは強度と飛距離に優れますが、リーダー結束や風対策の知識が前提になるため、入門段階では優先度を下げて問題ありません。

太さの目安は、スピニングのライトリグでフロロ4〜7lb、ベイトの巻物・撃ち物でフロロまたはナイロン12〜16lbが基準です。細いほど飛距離と食わせの自然さが出る一方、障害物に擦れて切れるリスクが上がります。カバーの多いフィールドでは1〜2lb太くする、という考え方で調整してください。

PEを使う場面としては、フロロでは切られてしまうヘビーカバーを強引に釣る釣りのほか、細いPEにフロロリーダーを結んで飛距離と感度を稼ぐスピニングの釣りがあります。いずれもリーダー結束が前提になるため、まずフロロで釣りを覚えてからの選択肢です。フロロとナイロンは吸水や紫外線で少しずつ劣化する消耗品なので、巻きっぱなしにせず定期的に巻き替えることが、ライントラブルとラインブレイクの一番の予防になります。太さと素材ごとの選択肢はフロロ・ナイロンラインのカテゴリページで比較できます。

東レ(TORAY) PEライン 0.8号 15lb 7.1kg 8本 150m シーバスPE パワーゲーム ホワイト

東レ(TORAY)

東レ(TORAY) PEライン 0.8号 15lb 7.1kg 8本 150m シーバスPE パワーゲーム ホワイト

迷ったらこれ。0.8号15lb相当の8本編みPE。フロロリーダーと組み合わせて飛距離と感度を稼ぐ、慣れてからのステップアップ用(東レ PEライン 0.8号 15lb 8本 150m)

2,852円前後

バス釣りで使う3素材のラインと使い分け

素材太さの目安特徴向いている釣り
フロロカーボン4〜7lb(スピニング)/12〜16lb(ベイト)沈む・高感度・擦れに強いワームで底や障害物を釣る基準ライン
ナイロン6〜16lbしなやか・浮く・トラブルが少ないキャスト練習期・クランクなどの巻物
PE0.8〜4号(リーダー併用)高強度・高飛距離・伸びが少ないヘビーカバー、慣れてからのフィネス

ルアーの整理|ハードルアーとソフトルアーの役割分担

バス釣りのルアーは膨大に見えますが、ハードルアー(プラグ・金属系)ソフトルアー(ワーム)の2系統に分けて役割で捉えると一気に整理できます。ハードルアーは投げて巻くだけで泳ぐため広い範囲を手早く探るのが得意、ワームは遅く・細かく見せられるため食わせる力に優れる、という関係です。

実釣ではハードルアーで広く探って魚の居場所を絞り、見つけたエリアをワームで丁寧に釣るという組み立てが基本形になります。最初にそろえるなら、スピニングタックルで扱えるストレートワームとシャッド系の小型プラグ、そして巻いて探れるスピナーベイトかクランクを1つずつ、という構成が無駄になりません。

カラーは、水が澄んでいるときはナチュラル系(スモーク・グリーンパンプキン・ゴースト系)、濁っているときはチャートや黒などの目立つ系、というのが基本の考え方です。カラーより先に、投げる場所とルアーの種類を合わせるほうが釣果に効くため、最初は数を絞って場所を変えることを優先してください。

主なルアーカテゴリと役割

カテゴリ代表的なルアー役割主なタックル
巻き物(ハード)クランクベイト・スピナーベイト・バイブレーション広範囲を手早く探って魚を見つけるベイト(M)
シャッド・小型ミノー(ハード)シャッドプラグ・小型ミノー軽量で中層を探る。低活性期にも有効スピニング(ML)
トップウォーター(ハード)ポッパー・ペンシル・フロッグ水面で誘う。夏の朝夕やカバー周りベイト(M〜MH)
ソフトルアー(ワーム)ストレート・シャッドテール・クロー系遅く細かく見せて食わせるスピニング(L〜ML)中心
ラバージグラバージグ+トレーラーワーム障害物の際を撃つ。良型狙いベイト(MH)

リグの基本|ノーシンカー・ネコリグ・ダウンショット・テキサス

ワームはリグ(仕掛けの組み方)によって沈み方も動きも変わります。同じワームでもリグを替えれば別のルアーになる、というのがバス釣りの面白いところで、まずは4つのリグを覚えれば、おかっぱりのほとんどの状況に対応できます。

ノーシンカーリグはフックだけを刺した最もシンプルな形。ゆっくり沈みながら自然に漂うため、警戒したバスにも口を使わせやすい基本形です。ネコリグはワームの頭にネイルシンカーを差し込み、底で立たせて震わせるリグで、岸際やちょっとした変化を丁寧に探るのに向きます。ダウンショットリグはフックの下にシンカーを吊るす形で、底を切った位置でワームを止めておけるのが最大の武器。テキサスリグは中通しのシンカーとオフセットフックを組み合わせ、根掛かりを避けながら障害物の中へ入れていくリグです。

最初の1匹を狙うなら、扱いが簡単で食わせる力の強いネコリグかノーシンカーから始めるのが定番です。下の手順を1ポイントごとの型として覚え、反応がなければリグを替えるのではなく、まず場所を替えていくのが効率的です。

ダイワ(DAIWA) スピニングリール 20 クレスト LT2000(2020モデル)

ダイワ(DAIWA)

ダイワ(DAIWA) スピニングリール 20 クレスト LT2000(2020モデル)

迷ったらこれ。軽量な2000番クラスで、ネコリグやノーシンカーなどライトリグ中心の釣りに合わせやすい(ダイワ 20クレスト LT2000)

4,928円前後

  1. 岸際・杭・橋脚・水門・ブッシュなど、変化のある場所を目で探して立ち位置を決める。
  2. 足元に影を落とさない位置から、狙う変化の向こう側へキャストして手前へ通す。
  3. 着底までラインの動きを見て、沈む途中のアタリ(ラインが走る・止まる)を見逃さない。
  4. 着底したら、軽く動かして止めるを繰り返す。止めている時間に食ってくることが多い。同じ場所は数投で見切り、歩いて次のポイントへ移動する。
図解(タップで拡大)ノーシンカー・ネコ・ダウンショット・テキサス。オモリの位置で沈み方と誘い方が決まる
ノーシンカー・ネコ・ダウンショット・テキサス。オモリの位置で沈み方と誘い方が決まる

代表的なリグと使いどころ

リグ構成動き方向いている場面
ノーシンカーリグフックのみゆっくり自然に沈む警戒したバス・浅い場所
ネコリグワーム頭にネイルシンカー底で立って震える岸際・小さな変化を丁寧に
ダウンショットリグフックの下にシンカー底を切った位置で止められる1か所で粘って食わせる
テキサスリグ中通しシンカー+オフセットフック障害物をすり抜けて落ちるブッシュ・アシ・カバーの中

季節パターン|春のスポーニングを軸に考える

バスは水温の変化に応じて居場所を大きく変える魚で、その年間の動きの中心にあるのがスポーニング(産卵)です。産卵前をプリスポーン、産卵中をミッドスポーン、産卵後をアフタースポーンと呼び、この3段階で釣り方がはっきり変わります。プリスポーンは産卵に備えてよく食べる時期で、深場から浅場へ移動してくる途中の魚を狙えるため、大型が出やすい時期として知られています。

産卵を終えた直後のアフタースポーンは体力を消耗して口を使いにくくなりますが、回復した個体は横の動きに反応しやすく、スピナーベイトやクランク、シャッド系といった巻き物が有効になります。夏は水温上昇で魚が日陰・流れ込み・深場へ避難するため、朝夕の涼しい時間帯やシェード(日陰)が狙い目です。

秋は水温が下がって魚が広く散り、広範囲を巻き物で探る釣りがはまりやすい時期。冬は深場でじっとする個体が増え、難易度が上がります。始めるなら春から初夏、あるいは秋が入門しやすいシーズンです。ただし水温の推移や産卵の時期は緯度と水深で大きくずれるため、地域やフィールドによって異なるため各漁協・管理者の情報を確認してください

図解(タップで拡大)春の産卵を軸に、バスは浅場と深場を行き来する。季節で狙う場所が変わる
春の産卵を軸に、バスは浅場と深場を行き来する。季節で狙う場所が変わる

季節ごとのバスの動きと狙い方の目安

季節バスの状況有効な釣り方
春(プリスポーン)産卵前で荒食い。深場から浅場へ移動大型狙いの好機。移動ルート上を丁寧に
春(ミッド〜アフター)産卵中・産卵直後で口を使いにくい無理に狙わず、回復個体を巻き物で
高水温を避けて日陰・流れ込み・深場へ朝夕とシェード狙い。トップウォーターも
水温低下で広範囲に散る巻き物で広く探る。入門しやすい時期
深場でじっとする個体が増えるスローな釣り。難易度は高い

フィールド別の考え方|野池・河川・リザーバー・ボート

バス釣りのフィールドは大きく、野池・河川(クリーク含む)・湖やリザーバー(ダム湖)に分けられます。それぞれ規模と水深、狙い方が違うため、タックルの長さやラインの太さも少しずつ変わってきます。おかっぱりで始めるなら、規模が小さく岸から全域が見渡せる野池が最も分かりやすいフィールドです。

河川は流れがあるぶん、流れの緩む場所(ヨレ・障害物の裏・橋脚の下流側)にバスが着きやすく、狙いどころが読みやすいのが利点です。リザーバーは水深があって岸からのアプローチが限られるため、足場の良いワンドや流れ込み周辺から入るのが現実的。広い水面で飛距離が欲しくなるため、ロッドは長め、リールも一回り大きい番手が合ってきます。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 23 セドナ C3000

シマノ(SHIMANO)

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 23 セドナ C3000

迷ったらこれ。C3000番でラインキャパシティに余裕があり、広い湖やリザーバーで飛距離を出したい場面に合わせやすい(シマノ 23セドナ C3000)

6,537円前後

ボート(レンタルボートや遊漁船)を使うと、岸から届かない沖のストラクチャーや水深のあるエリアを直接狙えるようになり、釣りの幅が一気に広がります。ただしライフジャケットの着用や施設ごとの利用ルール、免許の要否など前提条件が増えるため、まずはおかっぱりで釣り方を覚えてからの選択肢と考えてください。地域やフィールドによって異なるため各漁協・管理者の情報を確認してください

フィールド別の特徴とタックルの目安

フィールド特徴狙いどころタックルの目安
野池小規模で全体を見渡せる。入門向き岸際・インレット・水門・ブッシュ6ft台ML+2500番+フロロ6lb
河川・クリーク流れがあり狙いどころが読みやすい流れのヨレ・橋脚の下流側・障害物の裏6ft台ML〜M+フロロ7lb前後
湖・リザーバー広く水深がある。岸からは限定的足場の良いワンド・流れ込み・岬6ft6in以上+2500〜3000番
ボート沖のストラクチャーへ直接アプローチ沈み物・水深変化・立ち木用途別に複数タックル

おかっぱりでの始め方と実釣のコツ

フィールドは野池・川・湖の岸から。最初は足場の良い護岸や公園化された水辺が安心です。ただし釣り禁止のエリアや駐車マナーの問題で釣り場が失われるケースが増えているため、現地のルール確認とゴミの持ち帰りは道具選びより大事な基本です。

時間帯は魚の活性が上がりやすい朝夕(まづめ)が有利で、季節は春から初夏、そして秋が入門しやすいシーズンです。最初の1匹への近道は、ネコリグやノーシンカーといったワームの釣りで、杭・橋脚・水門・岸際のブッシュなど障害物(カバー)や変化のある場所を丁寧に撃っていくこと。1か所で粘らず、歩きながらポイントを撃っていくラン&ガンがおかっぱりの基本戦術です。

荷物はロッド1本と小さなバッグに絞ると機動力が上がります。ワームは数種類、フックとシンカーは予備を多めに、そしてプライヤーとラインカッターは必携です。バス以外の魚も1本で狙いたい方には、クロスフィールドのような淡水・海兼用をうたう汎用シリーズを選ぶ手もあります。

  1. 釣行前に、その水辺が釣り可能か・駐車場所は問題ないかを確認する。禁止エリアには絶対に入らない。
  2. 現地に着いたら、まず水際に立たず離れた位置から水面と岸際を観察する。魚やベイトの気配、変化のある地形を探す。
  3. 朝夕のまづめ時を軸に、明るい日中はシェード(日陰)や流れ込みなど条件の良い場所へ絞る。
  4. ネコリグかノーシンカーで岸際から順に、手前→奥の順に投げる。いきなり遠投すると手前の魚を散らす。
  5. 1か所は数投で見切り、歩いてポイント数を稼ぐ。帰る前にラインくずとゴミを必ず回収する。

バス釣りのルールとマナー|外来生物法と現地のきまり

バス釣りを楽しむうえで必ず押さえておきたいのが法令とルールです。オオクチバス・コクチバス・ブルーギルは特定外来生物に指定されており、生きたままの運搬・保管・放流が禁止されています。釣った魚をその場で放すことは規制の対象外ですが、他の水域へ持ち運んで放すことは違法です。この点だけは例外なく守ってください。

さらに、内水面漁場管理委員会の指示や自治体の条例によって、特定の水域でリリース(再放流)そのものが禁止されているケースもあります。規制の内容も期間も水域ごとに違うため、地域やフィールドによって異なるため各漁協・管理者の情報を確認してください。管理釣り場や管理された湖では、遊漁券や施設利用料が必要な場合もあります。

法令以外のマナーも釣り場の存続に直結します。私有地に無断で入らない、農地や水路の設備に触れない、迷惑駐車をしない、ラインくずやワームの袋を持ち帰る。釣り禁止になった水辺の多くは、こうした積み重ねが原因です。道具を買う前に、行こうとしている場所のルールを調べるところから始めましょう。

次の一歩|ランキングとカテゴリで機種を絞り込む

まとめると、バス釣りのタックルは最初の1本=スピニングML+2500番+フロロ6lb2本目=ベイトM〜MH+12〜16lbという2段階で揃えるのが遠回りしない道筋です。ルアー重量とロッドパワーの対応表を手元に置けば、その後の買い足しでも迷いません。釣り方の側は、ネコリグかノーシンカーで岸際の変化を撃つところから始めれば十分です。

基準が決まったら、あとは具体的な機種選びです。バスロッドバスリールのカテゴリページでは主要シリーズを一覧でき、バスロッド スピニングおすすめランキングバス釣りスピニングリールおすすめランキングバスロッド ベイトおすすめランキングバス釣りベイトリールおすすめランキングでは価格帯別に候補を比較できます。最初のタックルを決めて、まずは近所の水辺で1匹目のバスを狙ってみてください。

よくある質問

最初からベイトタックルで始めてもいいですか?

不可能ではありませんが、バックラッシュ対策の練習期間が必要になるため遠回りになりがちです。スピニングなら初日からルアーを投げて釣りそのものに集中できます。まずスピニングで1匹を釣り、扱うルアーが重くなってきた段階でベイトを足すのが定番の順番です。

バスロッドの長さは何フィートを選べばいいですか?

おかっぱりなら6ft〜6ft6in前後が基準です。取り回しと飛距離のバランスがよく、多くの状況に対応できます。木や障害物が多い小規模な野池では短め、広い湖や川で飛距離が欲しい場合は長めと、よく行くフィールドの広さに合わせて微調整してください。

フロロとナイロン、どちらのラインを選べばいいですか?

スピニングの基準はフロロ6lbです。沈む性質と感度・耐摩耗性が、ワームで底を釣るバス釣りに合っています。一方、キャストに慣れていない時期や、クランクなど巻物中心の釣りではしなやかでトラブルの少ないナイロンが快適です。釣り方に合わせて使い分けましょう。

バス釣りのタックルは他の釣りに流用できますか?

MLクラスのスピニングタックルは汎用性が高く、管理釣り場のトラウトや海のライトゲーム(根魚・アジングの入門)にも流用しやすい構成です。ラインの太さやルアー重量を釣り物に合わせて調整すれば、1セットで釣りの幅を広げられるのもスピニングから始める利点です。

最初に買うべきルアーは何ですか?

スピニングタックルで扱えるストレートワーム(ネコリグ・ノーシンカー用)を数種類、それに小型のシャッド系プラグと、巻いて探れるスピナーベイトかクランクを1つずつ、という構成が無駄になりません。まずワームで1匹を釣り、広く探りたくなったタイミングで巻き物を足すのが効率的です。カラーは澄んだ水でナチュラル系、濁りでチャートや黒が基本です。

ワームのリグはどれから覚えればいいですか?

ネコリグかノーシンカーリグから始めるのがおすすめです。どちらもセッティングが簡単で、ゆっくり沈めて自然に見せられるため食わせる力が強く、最初の1匹に近い釣り方です。慣れてきたら、1か所で止めて誘えるダウンショットリグ、障害物の中へ入れられるテキサスリグと広げていくと、狙える場所が増えていきます。

バス釣りを始めるのに良い季節はいつですか?

春から初夏、そして秋が入門しやすい時期です。春は産卵前で活性が高く大型も狙いやすく、秋は魚が広く散って巻き物で探る釣りがはまりやすくなります。真夏は日中の高水温で魚が深場や日陰に入るため朝夕が中心、冬は難易度が上がります。ただし水温の推移は地域やフィールドによって異なるため、現地の情報も確認してください。

釣ったバスは持ち帰ってもいいですか?リリースは自由ですか?

オオクチバス・コクチバス・ブルーギルは特定外来生物に指定されており、生きたままの運搬・保管・放流が禁止されています。その場ですぐ放すことは規制の対象外ですが、他の水域へ持ち運んで放すことは違法です。加えて、水域によっては委員会指示や条例でリリースそのものが禁止されている場合があります。規制の内容は地域やフィールドによって異なるため、各漁協・管理者の情報を確認してください。