最終更新: 2026-09-21

図解(タップで拡大)ダイワ ベイトリールのグレードをスティーズからPR100までピラミッド状に並べた図
ダイワ ベイトリールのグレード序列(2026年時点・実売価格は目安)

迷ったら、実売2万円台前半のタトゥーラ SV TWが現在の基準です。まずベイトの扱いに慣れたいだけなら1万円以下のバスX、逆に軽さと質感まで求めるなら6万円台後半のスティーズ SV ライト TWまで一気に上がります。上のピラミッド図で自分の予算の位置を確認してください。

ダイワのベイトリールは、スピニングのS/A/B/Cグレードとは別系統で並びが組まれています。頂点はスティーズで、そこからジリオン・アルファス・タトゥーラ・バスXと降りていく構成です。このページでは2026年時点の序列を、グレードごとの代表機と実売価格帯つきで整理しました。

実売価格は時期・番手・在庫により変動するため、あくまで当サイト掲載時点の目安です。個別モデルのギア比・自重・糸巻量などの実スペックは、各商品解説ページで確認できます。

ダイワのベイトは淡水の汎用系(スティーズ〜バスX)と、ソルト・専用系(月下美人・HRF・ソルティスト・紅牙)の2系統に分かれます。下記ではグレード一覧に加えて、ブレーキと機構の記号の読み方、番手の選び方までまとめました。

ダイワ ベイトリールのランク一覧(グレード別の代表機)

上位グレードほどボディ剛性、ギアの精度、ブレーキ制御の緻密さ、そしてキャストの安定性が強化されます。2026年時点の序列を、グレードごとに代表機を添えて上から並べました(船用のカウンター付き機は別の節にまとめています)。

ソルト・専用系のグレードは、価格の近い位置に差し込んで並べています。淡水の汎用系とは狙いが違うため、同じ段の上下で性能の優劣が決まるわけではありません。価格帯は当サイト掲載時点の実売から求めた目安です。

フラッグシップスティーズ(SV ライト TW ほか)

5万円台〜6万円台後半

ダイワのベイトの頂点。掲載機のスティーズ SV ライト TW100Hは自重160g、ベアリング12/1と、下のグレードより一段軽く滑らかな構成です。

こんな人に: 軽さと巻きの質感まで求め、予算を出せる人

ハイエンド(ライトソルト専用)月下美人 BF TW / AIR TW

3万円台前半〜4万円台後半

アジ・メバルをベイトで狙う専用機。掲載機のBF TW 8.5Rは自重150g、PE0.4号を50m巻く設計で、極端に軽いリグを扱う前提の構成です。

こんな人に: ライトソルトをベイトタックルで組みたい人

ハイエンド(ロックフィッシュ専用)HRF TW PE SPECIAL

4万円台

根魚を障害物から引き離すためのパワー系。自重210g、ギア比8.5で巻き取り90cmと、掛けた直後の主導権を取りにいく設定です。

こんな人に: ハタ・アイナメなど根の荒い場所を攻める人

上位ジリオン SV TW

3万円台半ば

汎用の上位機。自重175g、スプール径34mm、ギア比8.5で巻き取り90cmという構成で、手数の多い釣りをこなす性格です。

こんな人に: タトゥーラから一段上の剛性と軽さに進みたい人

上位(ベイトフィネス・小型汎用)アルファス BF TW / アルファス SV TW

2万円台後半〜3万円台半ば

ベイトフィネス専用の上位機。径30mmのG1ジュラルミン製スプールとZAION製スタードラグを備えます。同じ800サイズのSV TWは汎用スプール版で、軽量リグ以外もこなせます。

こんな人に: ベイトフィネスや小型ベイトをやり込む人

中上位(ベイトフィネス)タトゥーラ BF TW

2万円台半ば

ベイトフィネスの入り口。自重185g、ギア比8.1、ナイロン8lbを45m巻く浅溝設計で、軽量リグの手返しを上げる構成です。

こんな人に: ベイトフィネスを手の届く価格で始めたい人

中位入門タトゥーラ TW

1万円台半ば〜後半

汎用の入門上位。100番は自重195g・スプール径34mmでPE3号を110m巻け、80番は自重180g・径32mmと小型軽量に振っています。

こんな人に: 1万円台で本格的に使えるベイトが欲しい人

最廉価PR100

5千〜6千円台

最も手の届きやすい帯。自重190g、ギア比7.3、PE2号を180m巻ける設定で、サブ機や置き竿用として数をそろえやすい位置づけです。

こんな人に: サブ機やタックルを一式そろえる段階の人

バス PR100H

Daiwa

バス PR100H

Amazonは在庫切れの可能性あり(楽天もご確認ください)

バス PR100HL

Daiwa

バス PR100HL

Amazonは在庫切れの可能性あり(楽天もご確認ください)

序列の早見表(価格帯と位置づけ)

文字だけで俯瞰したい場合は、下の表で序列と価格帯を一度に確認できます。淡水の汎用系とソルト・専用系は狙いが異なるため、価格が近くても性格は別物です。

ダイワ ベイトリールのグレード序列(2026年・実売価格は当サイト掲載時点の目安)

※ 表は横にスクロールできます

ランクモデル実売目安位置づけ
フラッグシップスティーズ(SV ライト TW ほか)5万円台〜6万円台後半ダイワのベイトの頂点。自重160g・ベアリング12/1
ハイエンド(ライトソルト)月下美人 BF TW / AIR TW3万円台前半〜4万円台後半アジ・メバル専用。BF TWは自重150g・PE0.4号-50m
ハイエンド(ロックフィッシュ)HRF TW PE SPECIAL4万円台根魚のパワー系。自重210g・巻き取り90cm
ハイエンドジリオン TW HD4万円前後高耐久版。PE1.5号-200m・最大ドラグ6kg
上位ジリオン SV TW3万円台半ば汎用の上位。自重175g・スプール径34mm
上位(ベイトフィネス・小型汎用)アルファス BF TW / SV TW2万円台後半〜3万円台半ばフィネス専用の上位。径30mmのG1ジュラルミンスプール
中上位(ソルト汎用)ソルティスト TW PE SPECIAL2万円台半ばソルトの汎用。自重200g・最大ドラグ5.5kg
中上位(ベイトフィネス)タトゥーラ BF TW2万円台半ばフィネスの入り口。自重185g・ナイロン8lb-45m
中位タトゥーラ SV TW2万円台前半現在の基準器。径32mmのSV BOOSTスプール搭載
中位入門タトゥーラ TW1万円台半ば〜後半汎用の入門上位。100番は自重195g・径34mm
入門バス X7千〜9千円台最初の1台。自重195g・ギア比7.5
最廉価PR1005千〜6千円台サブ機向け。自重190g・PE2号-180m

予算別のおすすめ

1万円以下は、まずPR100やバスXでベイトの扱いに慣れるのが現実的です。この帯でキャストの感覚をつかんでから上へ行くほうが、結果的に遠回りになりません。

1万〜2万円が最初の本命帯です。汎用性の高いタトゥーラ TWの100番が中心で、小さめのルアーを手数多く投げるなら80番という選び分けになります。

2万〜3万円台がコストパフォーマンスの中心です。SV BOOSTスプールを積んだタトゥーラ SV TWはバックラッシュを抑えやすく、最初の1台としても買い替え先としても収まりがよい一台です。

3万円以上を出せるなら、剛性と軽さが一段上がるジリオン SV TW、さらに質感まで求めるならスティーズへ進みます。ベイトフィネスやソルトが主目的なら、同じ予算を専用系に回すほうが満足度は上がります。

SV・SV BOOST・TWS・HYPERDRIVEの意味(比較表)

ダイワのベイトリールの型番に付く記号は、ブレーキ方式スプール仕様を表しています。ここを押さえると、同じシリーズ内での選び分けが一気に楽になります。

ダイワのブレーキはマグネット式が基本です。スプールと一緒に回る筒状のパーツ(インダクトローター)が遠心力で動き、磁石との間に生じる力でスプールの回転を抑えます。遠心ブレーキに比べて調整の幅が広いのが特徴で、SVはこれを扱いやすさ側に振った汎用スプール、SV BOOSTはキャストの後半にブレーキが弱まって伸びを稼ぐ発展版です。

型番記号と機構の読み方

※ 表は横にスクロールできます

記号・機構意味効いてくる場面
TWSTウイングシステム。キャスト時にラインが通る開口部が広がるレベルワインドダイワのベイトの基幹機構。ライン放出の抵抗が減り、飛距離とトラブルの少なさに効く
SVマグネットブレーキを扱いやすさに振った汎用スプール設計バックラッシュを抑えたい。軽め〜中程度のルアーを手数多く投げる
SV BOOSTキャストの後半でブレーキが段階的に弱まる可変式のSV着水直前のもうひと伸びが欲しい。向かい風でも飛ばしたい
HYPERDRIVEギア・ハウジング・クラッチをまとめて強化した耐久設計巻きの軽さを長く保ちたい。タトゥーラ SV TWの仕様にも明記されている
BFベイトフィネス専用の軽量スプール5g前後以下の軽量ルアー専用。重いルアーや太い糸には向かない
G1ジュラルミン軽量かつ高強度のスプール素材スプールが軽くなり、投げ出しの立ち上がりが軽くなる
末尾のL左ハンドル(100XH=右ハンドル / 100XHL=左ハンドル)左ハンドルは右手でロッドを持つ人向け
P / 無印 / H / XHギア比。右へいくほど巻き取りが速いPはゆっくり誘う釣り、H・XHは手返し重視

スティーズとジリオンの違い

スティーズが上位で、ダイワのベイトの頂点にあたります。ジリオンはその一段下で汎用の上位帯を担い、実売では倍近い差がつきます。

掲載機の数値で比べると、スティーズ SV ライト TW100Hが自重160g・ベアリング12/1、ジリオン SV TW 1000XHが自重175g・ベアリング8/1です。15gの差とベアリング数の差が、手に持ち続けたときの疲れにくさと巻きの滑らかさに出てきます。一方でギア比はジリオンの8.5に対しスティーズが7.8で、巻き取りの速さでは逆転します。

ジリオン SV TWとタトゥーラ SV TWの違い

上位はジリオンで、ボディ剛性とギアの精度、巻きの質感が一段上がります。実売差はおおむね1万円台前半で、タトゥーラ SV TWが2万円台前半、ジリオン SV TWが3万円台半ばという並びです。

スプールはジリオンが径34mm、タトゥーラ SV TWが径32mm・幅24mmで、ジリオンのほうが糸巻量に余裕があります。どちらもSV系のスプールとTWSを備えているため、投げ味の方向性は近く、差がつくのは剛性と質感、そして重めのルアーを続けて投げたときの余裕です。

タトゥーラ SV TWとタトゥーラ TWの違い

同じタトゥーラでも、SV TWは扱いやすさ、TWは糸巻量という方向の違いがあります。スプールはSV TWが径32mm・幅24mm、TWの100番が径34mmで、TWはナイロン14lbを115m、PE3号を110m巻ける設定です。

SV BOOSTスプールを積むSV TWはバックラッシュを抑えやすく、軽め〜中程度のルアーを手数多く投げる釣りで扱いやすくなります。対するTWは太い糸を多く巻けることが利点で、重めのルアーやカバー周りを想定するならこちらです。実売差はおおむね4千〜5千円で、迷ったときは扱いやすさを取るSV TWが無難です。

タトゥーラ BF TWとアルファス BF TWの違い

どちらもベイトフィネス専用ですが、上位はアルファスです。アルファス BF TWは径30mmのG1ジュラルミン製スプールとZAION製スタードラグを備え、軽量リグの投げ出しの軽さに振っています。実売は3万円台半ばです。

タトゥーラ BF TWは自重185g・ギア比8.1で、ナイロン8lbを45m巻く浅溝設計です。実売2万円台半ばで、ベイトフィネスを始めてみたい段階ならこちら、投げる数が多く軽さを詰めたいならアルファスという線引きになります。

ベイトフィネス専用 25ALPHAS(アルファス) BF TW 6.3R

Daiwa

ベイトフィネス専用 25ALPHAS(アルファス) BF TW 6.3R

番手(スプールサイズ)の選び方

図解(タップで拡大)ダイワ ベイトリールの番手表記と対象の釣りを対応させた選び方の図
番手と狙う釣りの対応の目安。型番末尾のLが左ハンドルを表す

ダイワのベイトリールは、型番末尾のLがハンドルの向きを表します。100XHが右ハンドル、100XHLが左ハンドルという対応で、当サイト掲載機でもバス X100Hが右・X100HLが左、タトゥーラ TW 100XHが右・100XHLが左となっています。

番手の桁は、同じシリーズ内でのスプール径と糸巻量の目安です。80〜100番はバス・ベイトフィネス・ライトソルト向けの小型、150番は船やタイラバを含む汎用、200〜300番はライトジギングなど重い釣り向けという並びになります。

注意したいのがシリーズごとに表記の流儀が違う点です。ジリオンは1000表記ですが、スプール径は34mmでタトゥーラの100番(径32〜34mm)と同じクラスです。ベイトフィネス機は番手ではなくギア比が型番に入る流儀で、タトゥーラ BF TW 8.1R、月下美人 BF TW 8.5Rのように表されます。シリーズをまたいだ番手の比較はできないので、まずシリーズを決めてから番手を選んでください。

具体的な機種の比較は下記のランキングで確認できます。

丸型・チニング専用の系統(リョウガ・シルバーウルフ)

グレード一覧はロープロファイルの汎用機が中心ですが、ダイワには丸型のリョウガと、クロダイ(チニング)向けのシルバーウルフという別系統もあります。どちらも一覧の段には入れていないため、ここでまとめて掲載します。

リョウガは丸型の巻き心地を求める人向けで、掲載機の実売はおおむね4万円台前半〜5万円台半ばと、ジリオン TW HDと同等かやや上の帯です。掲載機は26リョウガ SVの100番と、一回り大きい26リョウガの150番になります。

シルバーウルフはPEラインを使うチニングを前提にした系統で、掲載機の実売は4万円台前半〜4万円台後半です。淡水の汎用系とは狙いが違うため、価格が近くても置き換えにはなりません。

船・タイラバ用のカウンター付きベイト(紅牙・ティエラ・ライトゲーム)

ここまでのグレード一覧は主にキャストする釣り向けの系統です。ダイワには別系統として、水深が数字で出るカウンター付きのベイトリールがあり、タイラバや船のライトゲームではこちらが基本になります。

タイラバ専用が紅牙で、26紅牙 IC 150は自重235g・PE1号を400m巻ける設定、価格を抑えた紅牙 X ICはギア比4.9とゆっくり巻ける設定です。汎用の船用がティエラ IC、入門帯がライトゲーム X ICで、自重230g・PE1号-400mとスペックは近く、実売で差がつきます。

この系統ではギア比が低いほうが有利な場面が多いのが、キャスト系との大きな違いです。タイラバのように等速で巻き続ける釣りでは、巻き取りの速いハイギアより、ゆっくり安定して巻けるパワーギアのほうが扱いやすくなります。

FAQ

ダイワのベイトリールで一番ランクが高いのはどれですか?

スティーズが頂点です。当サイト掲載機では26スティーズ SV ライト TW100H(実売6万円台後半)が該当し、自重160g・ベアリング12/1と、下のグレードより一段軽く滑らかな構成になっています。ソルトやベイトフィネスには別系統の専用機があるため、用途が決まっている場合はそちらも候補になります。

ダイワのベイトリールをランク順に並べるとどうなりますか?

淡水の汎用系は実売価格でおおよそ スティーズ > ジリオン TW HD > ジリオン SV TW > タトゥーラ SV TW > タトゥーラ TW > バス X > PR100 が目安です。これに専用系として、月下美人(ライトソルト)、HRF(ロックフィッシュ)、アルファス BF TW(ベイトフィネス)、ソルティスト(ソルト汎用)が価格の近い位置に入ります。

初心者はどのランクから選ぶべきですか?

まずベイトリールの扱いに慣れることが優先なら、1万円以下のバス XやPR100で十分です。予算を出せるなら、SV BOOSTスプールでバックラッシュを抑えやすいタトゥーラ SV TW(実売2万円台前半)から入るとトラブルが減り、そのまま長く使えます。

SVとSV BOOSTは何が違いますか?

SVはマグネットブレーキを扱いやすさ側に振った汎用スプールの設計で、SV BOOSTはその発展版です。SV BOOSTはキャストの後半でブレーキが段階的に弱まる可変式のため、バックラッシュを抑えながら着水直前の伸びを稼げます。当サイト掲載機ではタトゥーラ SV TWの仕様にSV BOOSTスプールが明記されています。

TWS(Tウイングシステム)とは何ですか?

キャスト時にラインが通る開口部が広がるレベルワインドの機構です。ラインがガイドを通るときの抵抗が減るため、飛距離とライントラブルの少なさに効きます。現行のダイワのベイトリールでは型番にTWが入るモデルが広く採用しており、上位から中位までの基幹機構になっています。

型番の末尾のLは何を表していますか?

ハンドルの向きです。100XHが右ハンドル、100XHLが左ハンドルという対応になります。手前の数字はスプールの大きさと糸巻量の目安で、80〜100番が小型、150番が汎用、200〜300番が大容量です。シリーズをまたいだ番手の比較はできないため、まずシリーズを決めてください。

ベイトフィネス(BF)は普通のベイトリールと何が違いますか?

BFは軽量ルアー専用の設計で、極端に軽いスプールを積んで5g前後以下のリグでも投げられるようにしたものです。その代わり重いルアーや太いラインには向きません。軽量ルアーを主に使うのでなければ、タトゥーラ SV TWのような汎用モデルのほうが扱いやすくなります。

スピニングリールのランクとは対応しますか?

対応しません。ダイワのスピニングはS/A/B/Cのグレード体系ですが、ベイトはシリーズ名による別系統の並びで、価格帯が同じでも位置づけは異なります。スピニング側の序列はダイワ スピニングリールのランクページで別途整理しています。

シマノのベイトリールとランクはどう対応しますか?

価格帯でおおよそ アンタレス≒スティーズ上位、メタニウム≒ジリオン、バンタム≒ジリオン SV TW、スコーピオン≒タトゥーラ SV TW、SLX≒タトゥーラ TW、バスワンXT≒バス X が近い位置づけです。ブレーキの思想が異なり、ダイワはマグネット式、シマノは遠心式と電子制御が中心のため、同格でもキャストの感触は変わります。